オープンまで2週間を切りました。
少しずつ完成に近付くポコですが、気の焦る前田に急かされながら、師匠森岡がすさまじいDIY力を発揮しはじめました。
先日完成したカウンターにひっそりと隠れていたボロボロのキッチン。
これは以前リノベーション工事をおこなった久留米のコーポ江戸屋敷で不要になったもの。
二層式のシンクがあると聞き、迷わず「そのキッチンください！！」とは言ったものの、実際の姿は想像以上の傷み具合でキレイに再生できるかすごく心配でした…。
ですが、これが格安の材料と簡単なDIYで見事に生まれ変わるのです。
実はこれ、久留米のリノベ兄弟こと半田さんたちがおこなっている方法。
すごく素敵なので、今回ポコのキッチンでも採用させていただきました！
まずは薄いラワンベニアをキッチンのパネルに合わせカットし、表面や側面が滑らかになるようにペーパーをかけます。
次に裏面に両面テープを貼りキッチンパネルに貼り付けていきます。
側面にグレーの塗料を塗り、これだけで見違えるほどキレイになりました。
水廻りなので、仕上げにベニアを保護するオイルを塗ります。
使用したのは、カウンターにも使用した「ワトコオイル」。
ここではこのオイルのナチュラル色を塗りました。
最後にホームセンターで購入したつまみを取り付けシンクをピカピカに磨けば、あのボロボロキッチンが嘘のようなオシャレキッチンに生まれ変わりましたー！
本来なら捨てられていたはずのキッチンが、こうして新天地のポコで生まれ変わり再び新しい人生をスタートするということにワクワクと喜びを覚えた瞬間でした。
さて、そんな感動している間もなく森岡師匠の手は止まりません。
菓子製造室の作業台やキッチン下の目隠しなどを一人で黙々と作り上げていきます。
完全にDIYスイッチが入っています。
そんな中、カウンターではインターネット回線の設定で弊社のIT専門吉良さんが応援に駆け付けてくれました。
おかげで無事にwifiも設置することができました！
ありがとうございますー！
しかしいろいろ順調に進む中で、順調でない出来事もありました。
菓子製造室用に新規で設置する予定だった建具が、手違いで完成までに間に合わないということが発覚したのです。ですが建具がなければ保健所の許可は下りないので、どうにかするしかありません！
お世話になっている業者さんの紹介で、糟屋郡の建具屋さんへ向かうことになりました。
まったく同じサイズの物はないので保管してある建具から近い大きさのものを選ぶと、職人さん方が作業の手を止めその建具の下部をカットし蝶番を取り付けてくれました。
本当に感謝感謝です！！！
建具屋さん、ありがとうございましたーーー！
サイズが合わない分は森岡師匠が端材で袖壁を作り、菓子製造室には無事に立派な建具が付きました。
見ると何の変哲もない建具やキッチンですが、それがそこに存在するまでにはいろんな物語が隠れているのです。それもまたリノベーションやDIY魅力なのだと、今回身をもって体験したのでした。
ポコに遊びに来た際には、ぜひそんなところにも注目してもらえると嬉しいです。
さて、いよいよ完成間近です。DIYもいよいよ終盤！
もう少しお付き合いをよろしくお願いします！