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スペースRデザイン
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昨年、清川のまちのお店の方へインタビューして記事で紹介していって感じたのは個性豊かでおもしろい店主が多いということ。なので今年も定期的に紹介していきます。お店へ足を運んだ際は、清川ぶらぶらで見ましたと言ってみてくださいね。

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学生時代に始めたDJからすべてが始まった。
というのは松山輪業という自転車屋を経営する松山優輔さん。
学生時代はデザインを専攻されていてデザイン会社で働いていた経験もあり、他にも色々な仕事を経験されて今に至ります。

こちらのお店は昨年4月に清川にオープンしました。
以前、知らずにお店の前を通った時は一見何のお店か分からず二度見してしまいました(笑)
思わず中に足を踏み入れたくなるような気になるお店です。
お店の奥にはDJの機材があったりと松山さんの好きなものであふれた空間です。

▷競輪選手のおじいちゃん

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学生時代はデザイン専攻だった松山さんがなぜ自転車屋をしているのでしょうか?
それはおじいさんが競輪選手だったらしく、選手時代に使用していたフレームが残っていてそれで自転車に乗ってみたいと修理に持ち込んだ自転車屋との出会いがきっかけとなり、そのお店で働くことになりました。

そのお店との縁はDJをやっていてつくられたつながりで、そこのオーナーが松山さんの師匠であり多くを教わりました。その師匠にもらったヴィンテージカーで独立して自転車屋の仕事を始めました。

写真の車は2代目で、まちなかを走っていても目立つのでそれを見ての問い合わせもありますが、ベースは松山さん自身の友人知人関係とそこからのクチコミでゆっくり着実に評判が広まっており、クラブ仲間のつながりでお客さんとして来られる方や紹介も多いです。好評の理由はやはり出張で自転車修理に来てくれるというところが大きいようです。

▷人の人生の一部に関わる仕事

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自転車屋をやっていておもしろいのは老若男女関係なく話せるところ。この松山さんの気さくで自然体な人柄が自然なコミュニケーションを生み出すのでしょう。

仕事のやりがいは修理できた時の達成感やお客さんに満足してもらった時で、修理が何万通りもあり一筋縄ではいかないこともあるが、そういう場合は師匠にアドバイスを求めて対応したり、できる限りのことはしてあげたいという姿勢が印象的でした。

自転車を通じて人の人生の一部に関わる。効率や合理性よりも人間らしさや自分の手の届く範囲のものを大切にする。これは松山さんの生き方に通じているところがあるように感じました。

余談ですが、お店の奥には小上がりのスペースがあり、お客さんが来ない時間帯は好きな音楽を聴いたりして過ごしているとのこと。仕事と趣味が同居しているようなところも清川らしい特徴な気がします。

▷まちの自転車屋さんとしてあり続ける

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清川にお店を出した理由の一つは、店の前の通りが以前働いていたお店の周りの雰囲気に似ているからで、まちの印象としては個性豊かなおもしろい人たちが住んでいると感じるそうです。

まちの自転車屋さんでありたいというのがこだわりで、ロードバイクのような自転車だけでなくママチャリやミニチャリも置いて、誰でも身近に感じてもらえるようなお店にしていきたいという言葉通り、近所の方もふらっと来られていました。

お店を続けるというのは簡単なことではありません。しかし、そこにはそのまちに当たり前にあり続けようという堅い意志が柔らかな口調の中にありました。

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修理など自転車のことで困ったらぜひ松山輪業さんを頼りにしてください。空気入れやちょっとした調整は無料で行っていますし、お近くにお住まいの方はお気軽に立ち寄ってみてくださいね。

*information*
松山輪業清川店
住所:福岡市中央区清川3丁目1-17
WEB:松山輪業facebookページ
営業:12:00~20:00(不定休)
電話:070-5272-3196


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