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スペースRデザイン
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「CREATORS LAB huE」。仕事や分野の垣根を超えてモノづくりに関わりたい人が、独自のオリジナルブランド商品を開発し育てるための拠点です。サボテンなどのビザールプランツを独創的な感性で作品化する『HINATA BOTANICA』、工場の端材や廃棄物を素材として再価値化させる『MATERIAL MARKET』、空きスペースを一切改装せずに小屋など舞台セットを用いて事業やプロジェクトをスモールスタートさせる挑戦の舞台に変える”未来の発明家”下野弘樹さんの3組で運営されています。

『原っぱに着地した3つの小さな種』

こだわりの1坪店舗の集合体「清川リトル商店街」が開くイベントへの出店をきっかけに互いに知り合い、その後のスピンオフ企画「小屋WEEK」にて、ともに小屋を制作・展示。清川に拠点を構えることを検討していた下野さんが、2組に声をかけました。

もともと個別でクリエイターズブランドを立ち上げ、活動していたMATERIAL MARKETとHINATA BOTANICA。一人での活動や、拠点を構えないスタイルを変えたい、と漠然と考えていたタイミングでもありました。

HINATA BOTANICA

MATERIAL MARKET

◎下野弘樹さんプロジェクト「清川リトルスタンド

「清川リトル商店街で人とつながることの面白さを経験しました。フォローしあったり意見を交わせるパートナーが集う場は、自分の可能性も広げることができると感じます。」
益田さんは、植物好きから高じて専門であるデザインの仕事を活かし、HINATA BOTANICAを立ち上げました。これまで1人でもくもくと進めてきただけに、益田さんにとって外に拠点を構えることは次のステージへの大きな一歩といえます。

ビーカーのメモリがかわいいテラリウム。HINATA BOTANICAの植物とMATERIAL MARKETのコラボプロダクト。

一方、4人のグループとしてスタートし、約2年間、自宅を事務所として使いながらイベント出展などを軸に活動されてきたMATERIAL MARKETさんにとっては、新しい活動の軸を作り出すことになる。「本業とは別の活動に対して拠点を設けることは、消して簡単な決断ではなかった。家族会議やメンバー会議でしっかり話し合った」メンバーの久保さんは振り返ります。それでも「やってみないことにはわからない」と最終的には下野さんのオファーを承諾しました。

huEの皆さん(写真:倉員悠二)

『「シェア」から「ラボ」へ』

そうして清川ロータリープレイスに誕生した「CREATORS LAB huE」。ラボ(研究所)スタイルは3組が場の構想を練っている中でたどり着いたものでした。

「”場所を借りる”ことに代価を支払うのではなく、”場に投資をする”と考えて拠点を構えるときは動くようにしています。以前構えていた『Future Studio大名+』の経験もあり、人が集まる場所、シェアオフィス構想からスタートしました。」(下野さん)

モノづくりを生業にするクリエイターにとって、ユーザーの声はとても貴重。選んだ理由や使い心地、思わぬ使用方法、活躍の場面。「ロングライフデザイン」と呼ばれるものや民藝のように、生活の一部として長く使い続けられているものは、作り手・使い手両方の視点が組み込まれてます。

一方で、製造業という大きな世界では、B to Bのやり取りがほとんどで、インテリア、服飾、出版、と業界を超えた横のネットワークも作られていないのが実情なのだそう。

「B to Cの場がほしい」

リプロダクトの案を相談中。木目の割れにより商品として流通に乗せられない博多曲物の使い方を試行錯誤しているそう

3組の共通する考えが、huEを生む大きなファクターとなりました。ラボの隣には下野さんが運営する「清川リトルスタンド」があり、開発した商品を販売することができます。依頼を受けて作る商品とは異なり、オリジナルブランドはいわば自分の分身に近い。選んでもらった時、自分のことのように嬉しく、そこには確かな手ごたえがあります。

ラボにいるときは、スタンドのお客さんに自らプロダクトの説明にむかう

自分と向き合い、物と向き合い、ユーザーと向き合う。そしてまたモノづくりに昇華させる。モノづくりが育つのに不可欠なサイクルが、まわりはじめていました。

『根を張り、土台を固める』

huEの活動は月に1回のラボ活動を軸に、商品開発のワークショップや勉強会、トークイベントなどを予定中。目指すのは清川からクリエイターブランドができること。ラシックや新高砂マンション、F garageのような、独創的な動きのある清川の土壌とモノづくりが掛け合わされると何が生まれるのか。

区画内仕上げを入居者と決めるスタイルをとっている清川ロータリープレイスでは、まず壁を建てることから始まります。何もない状態で、窓の位置や色など空間イメージを固めるのは一苦労だったようです。

イメージしやすいように、いすや机を壁の代わりに置いて、スケルトン状態でラボの使い方ミーティング

ウィンドウのディスプレイに囲んでミーティングができる大きなテーブル。奥の死角になっているところが各個人の作業スペース

MATERIAL MARKETの建築士やプロダクトデザイン、インテリアを生業とするメンバーがアドバイスをしながらみんなでスタジオの大枠を決め、内装や什器はHINATA BOTANICAで扱っている植物関係やMATERIAL MARKETの商品を配置。月1ラボの企画は主に下野さん、と得意分野でカバーしあいながら完成したラボは、「清川ブランド」の出発点ではないでしょうか。

CREATORS LAB huEの活動最新情報ははFacebookにて

◎HINATABOTANICA販売サイト:https://hbotanica.thebase.in/

かじわら


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