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スペースRデザイン
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SOHO入居者さん紹介の第1回目は、フリーライターの森千鶴子さんです。

「部屋との出会いは知人の紹介」

入居のきっかけは、新高砂マンションのオーナーと知り合いだったことです。それまで東京で暮らしていたこともあり、不動産をまわって一から部屋を探すより、繋がりのある人からの紹介のほうが安心という気持ちがありました。前入居者もオーナーの知り合いで、入居中にお部屋を見せてもらえました。なので、自分が暮らしているイメージも湧いたんですよね。そんな不思議なご縁で、今暮らしています。


森さんのご趣味は料理とこけし集め。お部屋に入ると森さんワールドが広がります。

「部屋と仕事場と生活」

私はフリーでライターの仕事をしていて、ほとんどの書き物はこの部屋でやります。もうひとつ仕事場としてリノベーションミュージアム冷泉荘の“引力の間”というシェアオフィスを借りているのですが、そこに行くのは冷泉荘の入居者さんに会いにいく意味合いが強いですね。なので、気分転換したい時や、打ち合わせなどに使っています。

部屋を選ぶ基準は、「仕事場としてこの部屋がどう」というより、「自分が暮らす空間としてどうか」ということが最優先でした。ただ、部屋のレイアウトは仕事のしやすさや暮らしやすさを考えて変えていっています。2年ほど前に、スペースRデザインさんに相談にのってもらって、壁に釘を打って絵を飾ったり、お風呂場のタイルを張り替えたり、いろいろしました。これが自分の住まいについて見つめなおすきっかけにもなりましたし、古い物件は住まいの自由度が高いということに改めて気づきました。


畳の部屋に置かれた森さんの仕事机と年季の入った箪笥。廃材を譲り受けたものだそう。部屋の雰囲気に良く合う。


もうひとつの仕事場であるシェアオフィスにはたくさんの本と今はまっているこけしが。こちらも森さんの生活の場のよう。

「仕事と新高砂マンション」

私は“食”や“農”などをテーマに活動しているのですが、仕事柄、農山村に行くことが多く、一時期は大分の山間部に住んでいたこともあるんです。そのほうが、地元の方との交流も増えますからね。でも今、いろんな経緯でこの福岡の清川という場所に住むことになり、それが改めて都市の暮らしから農村を考えるきっかけになっています。今、ビルの屋上を使ってペットボトルでイネを育てる「たのしイネ」という活動もしていて、今年で4回目を迎えるのですが、それも福岡に住んだこと、このマンションに入ったことがきっかけではじまった活動です。


森さんがきっかけで始まった「たのしイネ」。屋上でイネを育てる活動を通して食育を学ぶ場になっている。

私は東京に住んでいたこともあるのですが、隣近所の顔もわからない状態でした。でも、ここはオーナーさんと顔見知りだし、その繋がりで部屋の上下も知り合い。そして、そのまた繋がりで他の入居者さんとも知り合って、「たのしイネ」でまた繋がって。昔ながらの長屋的な繋がりというか、楽しいし安心感があります。

文・写真:梶原あき、スペースRデザイン

森 千鶴子
森千鶴子(もり ちづこ)/森の新聞社
國學院大学卒業後、広告業界に入り、コピーライターとなる。1997年に福岡へUターン後は、農・漁・食の分野の取材、執筆をしながら、九州各地の地域作りにも関わる。農山漁村を歩き、食を核とした地域づくりや生活文化の記録に取り組んでいる。福岡教育大学非常勤講師、農林水産省選定「地産地消の仕事人」

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