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スペースRデザイン
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1976年竣工のオフィスビル、天神パークビルは41歳を迎えます。
その屋上はこれまで、たのしイネプロジェクトやエオリアンハープ、もちつきなど数多くの取り組みが行われてきました。
また、入居者さんや1Fのエントランスカフェのお客様の憩いの場として開放され、先代の思いのこもった「天神パークビル」という名前の通り街なかの公園のような空間でした。
屋上緑化もまた、その空間に彩りをあたえており、街なかにいながら鳥が行き来し、春には桃の木が花を咲かせていました。

その屋上も改修工事を行う時期となり、今回の工事に伴い泣く泣く全てを撤去し、すっかりがらんどう。

無くなるだけでこんなに寂しくなるとは、緑の与える力は素晴らしいものです。
さて、今回の改修工事は大きく分けて3つです。

①搭屋の壁面防水改修

②道路面サッシ防水層打ち替え(ゴンドラでの作業)

③屋上床面防水

①~③まで連動で動いていきますので実に2ヵ月に及ぶ今回の改修。

今週より①搭屋の壁面防水改修が始まりました。
一口に壁面改修とはいってもそこにはいくつもの工程が。
壁を扱うので、まずは足場組です。
街なかのオフィスビルの屋上に足場・・・聞いただけでも大変です。
さらに搬入はテナントさんが帰った後の夜間工事。
職人さんには大変お世話になってます。

足場をかけた後は防水屋さんによる打診調査が始まりました。
打診調査は外壁がどのように弱っているか、
どういった処置が必要なのか、4種類に分けて調査をしていきます。

調査の必須アイテム打診棒。
先端の玉が転がる仕組みで、転がしたり、時には叩いたり音の違いで状況を診断していきます。

青はクラック。赤はハツリ。黄色は注入。黒は補修。
こうして一気にカラフルとなった外壁の補修をこれから施していきます。

ビンテージビルを維持していくには日々の小さなコツコツメンテナンスももちろん大切ですが、計画的な大工事が必須です。今回の工事を追っていくことで、現場では多くの人が関わっていること、施工までの間には工程計画など多大な準備が必要なこと、入居者さんや近隣との調整などのリアルな現場を少しでも体感して頂けると嬉しいです。

次回はいよいよ搭屋の改修から塗装へと入っていきます。
暑さに負けずに現場のリアルをお伝えいたします! (ホンダ)

 

 


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