リノベーション文化祭レポート

2012年12月15・16日に福岡市博多区にあるビンテージビル「山王マンション」で「エンジョイ、レトロビル!リノベーション文化祭」を行い、2日間で延べ約500名の方々にお越しいただき無事終了いたしました。ありがとうございました。

1967年竣工。まだ辺りがかぼちゃ畑だった頃、山王マンションは街のシンボルでした。その後時代を経て老朽化した頃。2003年からリノベーションをスタート。今では30室以上のリノベーションをおこない、福岡の賃貸リノベーションのパイオニアとしてビンテージビル文化を発信する重要な役割を果たしています。
そんな「山王マンション」が人と人を結ぶ交流の場となり、より住みやすい「まち」になる“きっかけ”となることを願って『リノベーション文化祭』を開催いたしました。

当日はさまざまな分野、幅広い年齢の方々にお越しいただき、建築やインテリアのプロの方々や学生さん、ビルオーナーさんや不動産関係に方々。小さなお子様連れのご家族、ラブラブ風のカップルやきゃぴきゃぴ系ギャルさん。山王マンションをはじめ弊社管理物件、冷泉荘や新高砂マンションの入居者さん。元入居者さんや元スタッフ。そして遠くは宮城、東京、京都などなど。たくさんの方々に山王マンションを体感いただき、楽しんでいただけたのではないかと思います。

リノベーションのお部屋では完成見学会が行われ、小さな子供達が素足でフロアを走りまわったり、熱心に気にいった箇所をカメラで撮影したり、時にはお部屋を背景に自分撮りしてみたりと。そんな中僕含め各デザイナーさんは熱く熱くお部屋について語り、ビル内には各所スタッフがカイロ片手にご案内してたり、いろんな想いがてんこ盛りの賑やかな見学会となりました。
そして1階130坪の文化祭会場では、あおぞら市(蚤の市)の出店者さんがお気に入りの商品を並べて、お客さんとそして出店者さん同士でワイワイニコニコ。パンやカレーのおいしそうな香り。そしてワークショップでは真剣に「モノ」へと向かう真剣な表情。ステージからはレトロビルにぴったりの柔らかで爽やかな音楽が響きわたる。さまざまな音や香り、緊張やワクワクがいくつも重なりあって言葉では表現できない程の感動を味わうことができました。今後もこの山王マンションが人と人、建物、歴史、そして街をつなぐ場になるべく活動を続けてまいりますのでよろしくお願い致します。

最後になりましたがこの文化祭を開催するにあたりご協力いただいた、ボランティアスタッフの方々、あおぞら市に出店いただいた方々、ワークショップや音楽ライブ、トークイベントに参加いただいた方々、その他関係者の皆さま、さらに山王マンションにお住まいの入居者さんへこの場を借りて心から感謝申し上げます。


※リノベーション文化祭当日の様子は写真館をご覧ください。



R100プロジェクト 第6弾
続・山王R~NEW STANDARD RENOVATION~

福岡の賃貸リノベーションのパイオニア 「山王マンション」。4室を4名のクリエイターがリノベーションし再生するプロジェクトです。近い未来5年後の賃貸不動産のSTANDARDを目指します。

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