程程程(ほどほどほど) 403

工事、程々にしときました。

 

『ロクマルな空間に住んでみた。なんだかホッとした。』

R100プロジェクト第1弾企画「リノベーションをもう一度考えてみる。100万円でリノベーション」。「リノベーション」と言われている物件にかかる工事費用はおおよそ500万円。その工事費用20%、つまり100万円でリノベーション部屋を造るという難題の対象となったお部屋です。

床は歩く、座る、寝転がる、人が部屋にいる時に一番接する部分です。しかも、部屋にいるほとんどの時間をこのリビングで過ごします。だから床にはこだわりました。ナラの無垢フローリングを貼って、オスモワックス(自然塗料)で塗装しています。

天井は荒々しく。

天井は撤去し、荒々しく有機的な表情のコンクリートをクリア塗装しています。元々ある木の化粧柱や手摺、額縁などは清掃のみで仕上がりとしています。壁はシンプルに白の塗装。あまり主張するデザインにはせず、自然と溶け込めることを考えて、リノベーションとしてふつう、ノーマルな部屋を造ることを心がけました。照明設備は白の配線ダクトを部屋の中心に。設備品としてスポットライトを4台。調光もできるので生活シーンにあわせた照度で。
住まいは家具や照明、その他の雑貨、そして住む人がいて完成されます。箱の段階ではデザインは程程にすることがいいかと思いました。

あなたはOK?それともNG?

リビングスペースに大半の予算をつぎ込んでいます。したがって水廻りはほとんど触っていません。実はこの件、つまりリビングを取るか、水廻りを取るかが今回の究極の選択でした。
賃貸住居の改装のポイント、常識として、「古い物件はまず最初に水廻りをしっかりと整えなくてはならない」とあります。和風便器のトイレ、バランス釜は問題外で洋風便器、ガス給湯器へと改装されます。しかし、これをすると100万円の予算の大半をつぎ込まなくてはならず、つまりこれだけで終わってしまいます。リビングも改装するのであれば当然家賃も上がってきます。工事費用と家賃は比例して動きます。はたしてユーザーはこの常識を望んでいるのだろうか?、水廻りを我慢してでも、自分の望むリビングスペースを、安い家賃で借りたいと思うのではないかと。そう考えてみました。
バランス型風呂釜は、普通にシャワーも使えます。追いだきもできます。使っている弊社スタッフに聞くと意外と便利なんだそうです。

Photo PICKUP

圧巻!贅沢な一面無垢フローリング。 荒々しい天井と優しいフローリングの対比がオモシロい。 窓側には物干し用のステンレスパイプが設置してあります。 新品のレトロキッチン。 洗面はそのまま。 トイレもそのまま、洋便風和便です。