ご挨拶

経年ビルを「レトロビル」へ。レトロビルを「ビンテージビル」へ。そして時間をかけて「まちのランドマーク」へ。


ワイン同様、年代を経て魅力と価値を高める建物の概念を「ビンテージビル」として確立したことで、私たちは経年ビル経営で表出する特有の問題を、「不動産経営の Re Design」により解決する、不動産コンサルティング企業として、2008年4月に事業を開始しました。

弊社の前身、吉原住宅有限会社(1965年9月設立)の ビル再生・リノベーション事業部は、2003年、福岡市博多区 山王マンション(当時築34年)の3室スケルトンリノベーションを皮切りに、2008年4月までに所有管理物件4棟(いずれも福岡市内)のリノベーション、及び大規模改修工事、市民への啓発活動、リノベーションイベント、まちづくり活動の推進を行ってまいりました。

そのノウハウを引き継ぎ、スペースRデザインでは、経年ビル再生における仮説と検証を繰り返しながら実績を積み重ねたうえで、より専門的な研究開発、ビル再生事業を展開していくことをミッションとしています。そのために、経年ビルの既成概念を凌ぐ、魅力溢れるストックビルの価値創造に向けて、社員一丸となってますます力を注いでまいります。

古いものの中に価値を見いだす「ビンテージ」の概念は、これからの生活の多くの場面で必要になり、実現することが求められる時代が来ると思っています。そんな中、私たちやみなさんの住むまちが、次の世代につながるものごとを生み出すことができれば、素晴らしいと思います。わたしたちは、そんな想いの実現に向けて、建物や入居者さんやまちから学びながら、このビンテージビルの業務に社会的使命を感じながら、仕事を社会に広げて参りたいと思います。

吉原勝己

吉原 勝己(よしはら かつみ)
株式会社スペースRデザイン  代表取締役


(その他の活動)

  • 吉原住宅有限会社代表取締役
  • NPO法人福岡ビルストック研究会 理事長
  • 福岡県中小企業家同友会 ソーシャルビジネス委員会まちづくりビジネス本部長
  • 福岡県エコ賃貸住宅普及促進検討委員
  • 九州大学大学院人間環境学府(建築学系) 非常勤講師
  • 九州産業大学建築都市工学部(不動産学)非常勤講師