起業家リアルBOOKとは
「ビジネス書(本)にはのってない起業家のリアル」をテーマに、起業家の生の体験談や本音を聞き出します。例えば、成功するまでに失敗から学んだことにフォーカスしたり、成功談のみの一般的なセミナーよりも失敗という価値ある体験から学びを見い出します。
ゲスト
今回のゲストは、福岡の地元WEBメディアとして有名なAFRO FUKUOKAを手がける株式会社バズフックの波田龍司さんをお招きしました。テーマは「クリエイティブとビジネスセンス」で、その両方を身に付けることの難しさやバランス感覚などを実践者から学べればと思い企画しました。
まずは、ゲストプレゼンテーションでは、簡単にこれまでの会社や事業のことを話していただきました。波田さんは芸術大学を出てから営業職で就職して、生まれ持った営業センスを発揮して西日本トップの成績を残した経験が、今発揮されているビジネスセンスにつながっているのかもしれません。
今の会社が3社目の起業という波田さんは、1社目は代表を解任されたというまるでスティーブ・ジョブズのようなエピソードもあり、現在までの流れの中には失敗という価値ある学びが多くありました。
起業家リアルTALK
ここからが本番で色々と突っ込んだ話をうかがいました。事業計画を立てたりしないという話には驚きましたが、子どもが生まれてから会社を残したいという意識が強くなり目標を明確化するようになったそうです。起業した1社目は自らの傲慢が解任を招き、2社目では逆に仲間になろうとしずぎ、3社目の現在のバズフックでまだ迷いながらではあるが理想の会社に近づいてるという話は非常にリアリティあふれる内容でした。最後に2度の失敗をしても続けた理由は、アートディレクターとしての就職活動がうまくいかなかったこともあるが、1度起業してしまうと今さら就職する気にもなれず、気付いたらやるしかなかったという言葉が印象的でした。
トークセッション
ここで、少し違った視点をということで、フリーランスのWEBディレクターで元証券営業マンの越水さんをセッションパートナーに招いて話を進めてみました。一部を紹介すると、1つは仕事はどうやってとってきたのかという質問に対しては、顔を見せないといけないと思っているから1軒1軒歩き回っていた。スマートにやろうとしない。とにかくやる。もう1つは、福岡はイケてる街だが、東京に対するコンプレックスをすごく感じる。福岡の可能性はどう考えているかという質問に対して、波田さんはアンチ東京でローカルでの仕事が中央で取り上げられるのが面白いというやり取りがあった。
振り返って
このレポートでは書けないぐらいかなり生々しい話を出し惜しみすることなくお話いただいた波田さんほど今回の企画に当てはまる人はいないなと感じました。本当にありがとうございます。失敗から何を学ぶかと失敗してもやり続けるという起業家のセナカをとてもカッコ良く感じました。
日時: | 2013年4月4日(木)19:30~21:30 |
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会場: | 福岡市中央区大名2-8-18 天神パークビル3F会議室 |
参加費: | 1500円 |
定員: | 30名 |
ゲスト: | 株式会社バズフック 代表取締役 波田りゅうじ 氏 ※参考WEB http://www.buzzhook.co.jp/ |
主催: | (株)スペースRデザイン・吉原住宅(有)・NPO法人福岡ビルストック研究会 |
企画コーディネーター: | 下野弘樹 |