【ふかみビル】3A

【光と風の通るオフィス】

なるほどー。気持ちいい。
身体が感じる無条件の心地よさ。
まるで木陰で佇んでいるような、そんな感覚に近いのかも。

明るい光、淀みない空気の流れ、窓越しに見える新緑、外環境の取り込みが計算されたさすがプロのお仕事です。

ぼんやりと光を通すFRP材、さらに高い天井からは広々とした開放感が生まれ、圧迫感のなさでいうとこれ以上のものはないレベル。

その気持ちよさは共用部にまで連動しており、室内から漏れる柔らかな光、天井をすっきり見せるための照明レールの位置など細部まで考えられています。
そしてここもまた、涼しい風の通り道。

また廊下の一角には、共用のオープンスペースも。
打合せや休憩などにも使える、ちょっとした憩いの場となりそうです。

博多文化の根付く冷泉町のレトロビル。
古い建物ならではの貫禄と味わい深さがふんだんに。
ビンテージ好きには、きっとたまらないオフィスです。

息が詰まりそう…。とはきっと無縁になるでしょう。
この気持ちよさを、ぜひ一度現地で感じてみてください。

スペースＲデザイン 前田

設計・デザイン：yHa architects

ビルに差し込む光を活かし、室内作業が多いお仕事の方でも
快適な環境となるように素材を工夫しプランニングしました。
区画間仕切りの素材としてFRP（繊維強化プラスチック）を採用
光を柔らかく通し、見た目も特徴的でユニークな素材です。