オレンジ色のタイルが特徴的な3階建のレトロビル「リアン舞松原」。商店街と住宅地が広がる東区舞松原に位置し、1階には舞松原郵便局が入居しています。 1982年の建築以来、半世紀以上にわたり地域の方々の協力を得ながら、まちの発展とその歴史の変遷とともに歩んできました。
まちの人と歩んできた歴史の中に加わる、新たな個性
建物が建築されてから1階は郵便局、2-3階は郵便物の仕分け場所や局員さんの住居として使用されてきましたが、2025年4月より2階の一部と3階ワンフロアをリノベーションし、スタジオオフィスなどの新しい用途が加わることとなりました。
新たなコンセプトは「+自由」。まちの発展とともに歩んできた建物は、これからも周囲の変化を柔軟に受け入れ、既存の枠に捉われない自由なスタイルを実践する建物へと再始動します。
(工事中の写真です)
新たな建物名は「リアン舞松原」。「リアン」はフランス語で「絆」を意味します。直接顔見知りではなくとも、建物に関わる方々のあいだに優しい関係性が育まれていけたらというオーナーさんの想いが込められています。
“郵便局のビル” から、“郵便局の入っている楽しいビル” へ。 まちの人と歩んできた歴史の中に、新たな個性が加わります。
住宅街と商店が共存する、ほどよい暮らしのまち
リアン舞松原は東区舞松原に位置し、JRと西鉄貝塚線の2路線が利用できる「千早」駅まで徒歩約15分(約1km)。バス停「若宮田」も近く、博多や天神方面へのアクセスが良好です。
徒歩15分ほどの場所には4世紀末ごろに造られたといわれる「舞松原古墳」があり、住宅地の中には公園も点在。まちにいながら身近に自然を感じられる環境でもあります。舞松原という地名は、かつてこの地に広がっていた香椎宮へと続く松林に由来していると言われています。
また、若宮・舞松原周辺には「若宮商店会」と呼ばれる自然発生的に生まれた商店街があり、ドラッグストアや個性的なショップも点在。日常の買い物に便利な環境が整っています。
「このまちの住みやすさをもっと多くの人に知ってもらい、周辺の古い建物も活かして使ってみたいと思う人が増えたら嬉しい」と、オーナーさん。これからリアン舞松原を起点に、どのような物語が生まれていくのか、とても楽しみです。
「リアン舞松原」建物概要
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 〒813-0042 福岡県福岡市東区舞松原2丁目10-14 |
交通 |
|
構造 | RC造地上3階建て |
築造年月 | 1982年(昭和57年)10月 |
戸数 | 4戸 |