ピースハウス６号

戸建てでは珍しい鉄筋コンクリート造の建物。
今回は建物全体をリノベーションすることで生まれ変わりました。

▲建物外観

室内は、レトロなプリント合板に新規の市松模様の床、そこにトグルスイッチなど工業的なパーツが合わさっています。

懐かしいぬくもりのなかに、どこかロボットの操縦席や秘密基地を連想させる不思議な空間。

▲プリント合板にポップな色

▲トグルスイッチを操作したい

▲市松模様の床

▲料理することが楽しくなりそうなキッチン

1階の庭に面した居室は、元々2部屋だったところを1部屋に繋げています。

各部屋の広さがほぼ同じサイズで構成されていた建物の中で、こういう風に一つ大きな部屋が加わることで、それぞれの部屋の使い方、役割を決めやすくなったと思います。

また、この広い居室はダイニングキッチンと庭の間に位置するので、それそれ一体感と連続性がうまれ使い方の幅が広がりました。

▲DKと庭の間にあります

広めの庭は、造りこむことなく整えるまでで止めています。

造りこんで使い方を限定するのではなく余白を残すことで、
家庭菜園がしたい方、タープを張ってアウトドアリビングとして使用されたい方、室内ではしづらいＤＩＹ作業をしたい方など入居者さんのライフスタイルに柔軟に対応できると思います。

▲居室に面した庭（玄関側にも庭があります）

立地としては、徒歩５分以内に公園、郵便局、スーパーなど揃っており、少し歩くとアイランドシティに繋がる「あいたか橋」に到着。

マラソンや自転車など日常的に運動されたい方にもいい環境だと思います。

▲あいたか橋（提供：福岡市）

部屋数が多く、
道路から2つの動線（入り口）があり、室内は風が抜け気持ちがよく、
庭も広い。

そして2階には解放的なバルコニー。

▲窓からの視界は良好

入居者さんの多様なライフスタイルに対応できる柔軟な建物。
ここでの暮らしは、きっと穏やかで楽しいはずです。

スペースＲデザイン　小林