緑あふれる都心の路地、ここにしかない景色
敷地を豊かに使いこなした、緑あふれるお庭。
桜や紅葉からは四季の移ろいが目に留まり、草花の息吹からは日々の活力を。
周辺の敷地にも緑が多く、路地に面する建物が一体となって、この緑あふれる景観をつくっています。
ここは西鉄「薬院」駅から東の方へ歩いて5分。そして少し歩くと渡辺通りに繋がる、交通利便性が非常に高い場所。
そのような好立地ながら、低層の建物が静かに並ぶ一角。
桜木町倶楽部は、都心の路地にたたずむ隠れ家のような、ここにしかない雰囲気を纏っています。
時代とともに歩む
2010年に桜木町倶楽部と名付けてスタートをする以前、2009年までは約60年にわたり旅館として営業をされていました。企業の指定旅館となり、割烹料理の提供をされていたこともあるそうです。さらにそれ以前は、博多織の機織工場として稼働されていた歴史があります。旅館として営業されていた頃
旅館営業当時の組合員章
この地域は、江戸時代後期から博多織の内職が行われ、そして戦後は福岡市街地の発展とともにホテルやアパートが建つ居住環境になったという記録があります。まさにこの建物は、時代とともに形を変えながら、まちに根差して歩んでいます。
「これからもこの建物を守っていきたい。そして多様なひとが集い、愛される場になってほしい」と優しく語られるオーナーさん。
永く受け継がれてきた歴史を大切に想いながら、これからも歩みを進めます。
小径(こみち)のオアシス
2020年10月、新たにスタートした建物のコンセプトは「小径(こみち)のオアシス」。
訪れる人たちの癒しと活力の源になるような、まちに愛される建物になってほしい、という想いが込められています。
外観の隠れ家的佇まいと同様に、落ち着いたプライベート感溢れる雰囲気は、室内にも漂います。
区画内にある水廻りや、ゆったり設計された共用部など
旅館の面影を残した設備やゆとりのある共用部が生み出す、桜木町倶楽部特有の空気感があります。
今回、新しいテナントさんをお迎えするために設備や内外装を整える工事を実施しますが、 残すところはそのまま活かし、大切に使い継いでもらえたらと考えています。
植物の息吹と四季の移り変わりを感じながら、木々と共にゆっくりと時間を刻む。
また来たくなる場所へ。
わざわざ訪れたくなる場所へ。
桜木町倶楽部 建物概要
項目 | 内容 |
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所在地 | 〒810-0011 福岡県福岡市中央区高砂1丁目22-24 |
構造 | 軽量鉄骨・木造陸屋根2階建 |
築造年月 | 築年不詳 |
総区画数 | 6戸 |