2017年築造、4階建てのテナントビル「テラス六本松」。
地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分ながら、大通りから一本入った静かな環境に位置します。
建物に新たに設定したコンセプトは、「neutral」(ニュートラル)。
時代の変化を冷静に見つめ、変化を受け入れること。そしてまだ見ぬ時代に向けて、その変化を楽しみ、可能性を広げていくビルを目指します。
利便性と福岡の歴史を身近に享受できるまち「梅光園」
テラス六本松が位置する梅光園は、六本松に隣接するまち。
地下鉄七隈線「六本松」駅、金融機関、郵便局まで徒歩圏内です。
また、幹線道路である油山観光道路にもほど近く、交通利便性が高い場所。
一方で、テラス六本松の前面道路は細い路地で、静かな環境がつくられています。
周辺は住居マンションが多く建っています。
また、梅光園緑道は昭和58年に国鉄筑肥線の廃線跡を活用して整備された遊歩道。そのすぐそばの梅光園団地は、福岡の中でも初期に建設された団地です(竣工1956(昭和31)年/現在は一部建替え済み)。緑道を活かした地域活動も行われており、福岡の発展の歴史とまちの暮らしを身近に感じられるエリアです。
この緑道を進んでいくと、個性豊かな飲食店が並ぶ「64ストリート」に通じます。
再開発によって新たな発展を遂げる大通り沿いのエリアと、変わらない姿を見せてくれる路地のエリア。多様な顔を持ち、日々いろんな人が行き交うまちとなっています。
ニュートラルな土壌をつくる
ビルのリスタートにあたり、ビル名を新しく「テラス六本松」へ変更しました。(旧ビル名:日の宮ビル)
「ビルが街を照らし、明日を照らす存在でありたい。」というオーナーさんの想いが込められています。
また、エントランス部分のデザインに柔らかさを加え、ポストやテナントサインなどの機能面もアップデートしました。
もともと備わっている品を保ちながらも、決して何かに寄せ過ぎない、まずはニュートラルな状態を保ち多様な物事を受け入れる建物としての土壌をつくることを目指します。例えば駐車場部分は、将来に備えた建物の「余白」と捉えると、いろんな可能性が広がるかもしれません。
日々さまざまな技術が生み出され、働き方が変化し、価値観が多様化している今。
これから訪れる未来へ向けて、テラス六本松のリスタートがはじまりました。
「テラス六本松」建物概要
項目 | 内容 |
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所在地 | 〒810-0035 福岡市中央区梅光園1丁目2-5 |
交通 |
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構造 | RC造4階建 |
築造年月 | 平成29(2017)年10月 |