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スペースRデザイン
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報道関係者各位

2026年3月3日

【共同プレスリリース】

合同会社H&A brothers

ビンテージのまち株式会社

株式会社スペースRデザイン

福岡・久留米の団地を“職人の教室”に変える「次世代職人カレッジ」4月開講

~深刻化する職人担い手不足の中、団地再生の現場から“セミプロ多能工職人”を育成~

合同会社H&A brothers(代表社員:半田 満/久留米市)、ビンテージのまち株式会社(代表取締役:吉原 勝己/福岡市)、株式会社スペースRデザイン(代表取締役:吉原 勝己/福岡市)の3社は、建設業界で職人の担い手不足が深刻化する中、福岡県久留米市の団地「コーポ江戸屋敷」にて実践型の人材育成プロジェクト「次世代職人カレッジ」を2026年4月より開講します。

団地再生の現場そのものを“教室”に変える本プロジェクトは、多工種が集う「職人シェアオフィスBASE」を基盤に、担い手育成と既存ストック活用を同時に進める新たな試みです。

コーポ江戸屋敷 外観
職人シェアオフィスBASEメンバー

(上:コーポ江戸屋敷・下:団地に入居している職人シェアオフィス「BASE」メンバー)

■ 背景|団地再生の現場から生まれた育成プロジェクト

建設業界では担い手不足が深刻化しています。
大工就業者数は減少傾向にあり、将来的な人材不足が現実の課題となりつつあります。
国土交通省が公表した「建築分野の中長期的なビジョンの策定に向けた中間的なとりまとめ」でも、担い手確保・育成やストック活用の重要性が改めて示されています。

こうした担い手不足の影響は、再生現場にも及んでいます。
「職人が確保できず工事が進まない」「建設費の高騰で採算が合わない」「既存ストックを活用したくても改修が難しい」といった状況は、地方都市では特に顕著です。

一方、久留米市の民間団地「コーポ江戸屋敷」では、オーナー、管理会社、コミュニティデザイナーが連携し、空室活用やコミュニティ形成を通じて団地再生を進めてきました。 その一室には、多工種の職人が集う「職人シェアオフィスBASE」が入居しています。

この“団地という実践フィールド”での積み重ねの中から、「BASE」の職人たちの間で “一社で若手育成する限界”や“工程横断的な人材の必要性 ”といった課題が共有され、団地の既存ストックを持続的に活かす仕組みづくりと重なり、本プロジェクトが具体化しました。

■ 本プロジェクトの4つの特徴

① “セミプロ多能工”という新しい職人像

目指すのは、すべてを完璧にこなせる多能工ではありません。 本業の専門性を軸に持ちながら、前後の工事を理解し、必要に応じて一部を担うことができる職人。 現場全体の流れを把握しながら動ける“セミプロ多能工”という職人像です。

このような人材が増えることで、工程間の調整ロスや手待ち時間が減り、現場の動きが滑らかになります。 熟練職人はより高度な案件に専念でき、チーム全体の施工力が底上げされていきます。

② 施工現場をそのまま学び場にする実践型プログラム

本カレッジでは、団地の一室を実際にリノベーションしながら学びます。 下地から仕上げまでの一連の工程を段階的に経験することで、現場全体を俯瞰できる視点を養います。

施工過程は動画アーカイブとして蓄積し、多工種が集う「職人シェアオフィスBASE」のコミュニティが継続的にサポートします。

③ 3社アライアンスによる「カレッジ形式発注」

本プロジェクトでは、オーナー・施工・管理会社の3社が連携し、教育を前提とした「カレッジ形式発注」を実現しました。 オーナーにとっては空室対策と改修コストの最適化につながり、受講生にとっては実物件で学べる育成環境となります。

さらに、同一間取りが複数存在する団地特性を活かし、施工内容の標準化や工程の共有を図ることで、学びを次の部屋へと継続的に展開していきます。 空室活用と担い手育成という2つの課題を接続することで、持続可能な育成モデルの構築に挑戦しています。

④ 担い手が担い手を育てる循環設計

受講生は、一般向けDIYリノベワークショップに講師サポートとして参加し、学んだ技術を伝える経験を重ねます。 同時に、講師を務める職人にとっても、教えることは自身の技術や工事手順を再整理する機会となり、「伝えられる職人」へと成長するプロセスになります。

施工力と教える力の両方を育むことで、DIYの担い手を広げ、地域に小さな改修を自ら担える人を増やしていきます。 団地再生の現場から、職人同士が育ち合う循環を生み出していきます。

本プロジェクトの4つの特徴は、国土交通省の担い手中長期ビジョン(仮称)の策定に向けた議論の主要な視点(多能工化・共同育成・裾野拡大など)とも重なっています。

■ 開催概要

期間 2026年4月~9月(月1回・金土開催/全12日間)
会場 コーポ江戸屋敷(福岡県久留米市江戸屋敷1-7-1)
対象 建築・リフォーム工事に関わる方(職人、設計者、施工管理者など)
内容 団地の一室を活用し、下地から仕上げまでを実践する職人育成プログラム
定員 8名
費用 66,000円(12回)

■ 3社共同体制の役割

本プロジェクトは、団地再生を長年ともに進めてきたオーナー・施工・管理の3社による連携体制のもとで実施されます。

  • ビンテージのまち株式会社: コーポ江戸屋敷のオーナー。 団地内の空室を活用した勉強会やイベントを重ねてきた実績をもとに、空室提供および事業協力を行います。
  • 合同会社H&A brothers: コーポ江戸屋敷のコミュニティデザイナー。 職人育成プログラムの企画・全体統括および改修工事の元請けを担います。 2016年に団地内で開催されたコミュニティデザインカレッジをきっかけに職人シェアオフィス「BASE」を設立。 多工種の職人コミュニティを形成し、団地の一室に拠点を置いています。
  • 株式会社スペースRデザイン: コーポ江戸屋敷の管理会社。 リーシングおよび広報を担当し、団地再生と人材育成を接続する役割を担います。

■ 3社概要

ビンテージのまち株式会社 代表取締役 吉原 勝己

所在地:福岡県福岡市中央区大名2丁目8番18号 天神パークビル

設立:2015年2月

事業内容:福岡市の老舗賃貸ビル経営の吉原住宅 代表吉原が設立した不動産再生まちづくり会社。 2015年にコーポ江戸屋敷の運営を開始し、敷地全体の魅力を高めるランドスケープ計画に取り組んでいる。

合同会社H&A brothers 代表社員:半田 満

所在地:福岡県久留米市東櫛原町2035 半田ビル

設立:2018年3月

事業内容:久留米市にて駅前徒歩30秒の家庭菜園付き賃貸アパート「半田ビル」を運営。 自らDIYリノベに取り組み、賃貸物件や店舗の再生・活用に導くほか、DIYワークショップの企画運営、まちづくりや地域活性化などにも従事。 2017年よりコーポ江戸屋敷のコミュニティデザイナーを担う。

株式会社スペースRデザイン 代表取締役 吉原 勝己

所在地:福岡県福岡市中央区大名2丁目8番18号 天神パークビル

設立:2008年4月

URL: https://www.space-r.net

事業内容:福岡で経年賃貸の企画・コンサルティング、マーケティング、設計・デザイン、工事、プロモーション、不動産仲介、不動産管理及びビルストック活用の啓発活動に至るまでワンストップで行う。 主な管理物件は、リノベーションミュージアム冷泉荘(2012年福岡市都市景観賞活動部門・2024年国登録有形文化財)、山王マンション、新高砂マンションなど。

【本件に関するお問い合わせ先】

合同会社H&A brothers 担当: 半田満(はんだ みつる)

TEL:080-4429-6050 / Email:mhanda@handabros.com

URL:https://note.com/skilledworkers

※取材・撮影(実際の施工現場など)のご相談も上記にて承ります。



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