LINE

SOHO and DINKS

玄関を開けると廊下、そして視界を遮るような梁がひっそりとした路地的な雰囲気の401号室。その先は、路地を抜けると広い空き地が広がっているかのように、広い居室が現れます。

私のデザインは、人や環境に柔らかく心地良い状況や状態を創出し、幸せな未来を想像させること。

この部屋に初めて訪れたとき感じた最大の特徴は2面採光でした。窓から光が溢れ、風の通る心地良さを最大限に引き出すため、テーマを"LINE"としました。通常、長手方向に張る天井と床の仕上げをあえて窓と窓を繋ぐ方向に張り、方向性を操作するピンポイントリノベーションで室内と外部の街の関係を意識させる状態をつくりました。

窓と窓を"LINE"が繋ぎ、その向こう側にある街を使いこなす、そんな快適な生活を想像しています。

スペースＲデザイン 再生デザイナー：森岡 陽介

R100プロジェクト第7弾「SOHO and DINKS」

R100プロジェクト 第7弾「SOHO and DINKS」で工事の進行状況をご紹介しています。本ページと合わせてお楽しみください。

「大名に住む」

正直なところ、大名という地区には住むイメージはありませんでした。

この部屋もできあがる前は、「大名近辺でバリバリ働いていて、家が近くにあればいい」という方や、「大名の地域性をフル活用できるSOHO利用」の方に限ったようなお部屋なのかなー、と思っていました。

しかし、出来上がった部屋を見て考えは一変。まず感じたのは部屋そのもののポテンシャルである窓。玄関から入って左右の部屋にあることで、光と風が入ってきます。そして手を加えた天井と床の風合い。落ち着いていて、すっと地に足をつけさせてくれます。そのためか、都会特有の賑やかさは遮断しながらも、外界と閉ざされた感覚はなく距離感がちょうどいいのです。

間取りもLDK+2室の各室に十分な広さがあるため、とても使いやすい。一室をSOHOとして事務所にしても、プライベート空間、生活を空間をそれぞれ確保できるようになっています。収納が大型+2室にあることもあり、2人暮らしにもぴったりのサイズ感でしょう。女性の気になる水回りについては、キッチンは新調。その他は残せるものは残し、必要な物はしっかりと更新しています。

一度ご覧いただければ、「慌ただしくも充実した生活の中で、家での生活を大切にする」ためには、この場所、この部屋という選択肢はありだと実感していただけるはずです。

天神にも、大名にも、赤坂にも、警固にも、今泉にもすぐ行ける、帰ってこれる。赤坂方面に行けばすぐ公園もあって、自然もある。安さが売りのスーパーで買い物したり、気軽にデパ地下に行ったり。美味しいお刺身や焼き鳥を食べて帰る。

21時に職場をでても、今日をしっかり楽しめる。

都会だけど、都会すぎない、福岡の良さを凝縮したこのお部屋、いかがでしょうか。

スペースＲデザイン リーシングチーム：牛島 光