イエローベース天神　502号

Ｃontena5（店舗・ギャラリーフロア）　

【 設　備 】
エアコン・テナントサイン・トイレ・洗面
エレベーター・機械警備（エントランス）

壁、天井、床を一度リセットしたこの区画。
無骨でありながら、上品な雰囲気をまとった不思議な空間です。

全体のなかで、一画のみ淡い緑色で塗装された空間があります。
ここを境に、カーテンや家具でゆるやかに区切り、用途を分けるのもいいかもしれません。

店舗の場合ですと、商品を並べる場所とバックヤード。
オフィスの場合は、ミーティングスペースとワークスペースなどなど。

照明は、設置済みのライン照明と調光機能付きのダクトレール。
レールの本数は合計で７本と多いので、照明を変えるだけでも全体の印象は随分変わると思います。

ハードな躯体に囲まれたこの区画ですが、
反対に柔らかい雰囲気も感じることができるのが、この区間の魅力です。。

そして、そう感じさせる大切な要素が、区画内に散らばる「淡い緑色」。

デザイナーに聞いたところ、この色は元々貼ってあったタイルの色だそうです。

それが壁から天井、そして大きさの異なる窓枠にポツンポツンっとつたって全体に広がっています。 

植物のつるが、建物をつたって伸びて全体を繋げているイメージですが、
そこに優しい光が入り、光沢を加えた床を照らします。

それらが合わさった時の不思議な心地よさ。
ご興味のある方は、ぜひ現地でご体感ください。

スペースＲデザイン　小林

天神北という交通の便もよく、情報が行き交うエリアで
都市の隙間にたたずむテナントビルに新たなコンセプトをもたせます。

港が近く、フロアごとに異なるデザインの箱を差し込むことから付いた名称は「Contena」。

そこで、コンテナに使用される素材（トタン材・下地材）をデザインとして挿入します。
コンテナからくる工業的なイメージをアクセントとして入れつつ一方で雑多なイメージを払拭し、オフィスやテナントにとって心地よく、面白い空間を作ろうと思いました。

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5階は「テナントフロア」としてギャラリーや店舗に最適な空間へとリノベ－ト。
2つの専有部は、既存から異なる空気感や特徴があったため、解体して出てきた建物の素地を強調させるようにデザインしました。

調光付きの照明ダクトレールとは別にライン照明を設置。
これにより空間の表情を変化させられます。

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