こんにちは!
今回は11月3日に行われた第1回山王R2023リノベーション研究会のレポートです!
当日は二部構成でイベントをおこないました。
第一部は山王マンション301号室と608号室の工事前見学会を開催。
約20名の方に参加していただき、各7~8名の3グループに分かれてツアー形式で各部屋をご覧いただきました。
↑まずは開催のごあいさつと、代表吉原より山王マンションについてご説明。
301号室では信濃康博先生、608号室ではわたくし吉村が待機し、それぞれが設計を担当するお部屋についてみなさんにご説明しました。
↑301号室の様子。1番手前のリュックを背負っている方が信濃先生です。
↑608号室の様子。計画図を壁に貼ってご説明しました。緊張しいの私ですが、みなさんが真剣に聞いてくださって嬉しかったです。
第二部は場所を変え、『天神パークビル』にてセミナーを行いました。
セミナーでは代表吉原による山王マンションの歴史の振り返りと、信濃先生による「リノベーションの社会的意義と効用の多様性」について講義していただきました。
山王マンションにおいて、信濃先生がどのような考えでお部屋のリノベーションを設計されてきたのか。SOHO利用が増えてきた現代における新しい賃貸の間取りの考え方。そして、めまぐるしくデジタル化が進むこれからの時代における”リノベーション”とは何か。
入社前にセミナーを受けた時はちんぷんかんぷんだった信濃先生独自の視点によるリノベーションについてのお話は、聞く回数を重ね少しずつ理解できるようになってきた気がします。
一番興味深かったのは、間取りによってSOHO利用のしやすさが変わるという研究のお話。
今後さらに多様化する生活様式に対応していくための、従来の賃貸タイプであるLDKに囚われない間取りの作り方を学びました。
その後は、信濃先生・私・そして九州産業大学信濃研究室の学生である前田君がそれぞれ計画した山王マンション301号室・608号室についてのプレゼンと、セミナー参加者のみなさんから質問・アドバイスをいただくコーナーをおこないました。
通常であれば設計者や社内の中で完結する計画までのプロセスを、たくさんの方に見ていただき色々な角度からご意見をいただくのはとても貴重ないい経験となりました。
また、みなさんのアドバイスや会場内の空気がとてもあたたかく感じられ、これらを忘れないよう完成までプロジェクトを進めていきます!
第2回の山王R研究会は、九州産業大学信濃研究室の学生さんと一緒に解体ワークショップを行いました。
次回のレポートもお楽しみに!