STORY
「清川らしいシゴトバをつくりたい」という想いで2016年よりスタートした「清川ロータリープレイス」プロジェクト。約100坪の大空間をどのような空間にしていくかの議題の1つとして「2階以上の住居部分との関係」がありました。
事業用途の一階と二階以上の住居区画。それぞれ用途が違い、エントランスも異なるため、基本的には交わることはないのですが、何かしら「一つの建物」として意識をしてもらえるような仕掛けはないかと考え、2階以上の住居部分への出入り口として「螺旋階段」を設けることに。なぜ「螺旋階段」かというと、省スペースであるという構造的なメリットと共に、名前の「ロータリー」にも込められた「いろいろなものがめぐる」という場所のイメージとマッチしていると考えたため。また、天井から光を取り入れる天窓の役割も果たしています。
一方、廊下の天井には木のルーバーを設置し、入り口から奥に向かってルーバーを伸ばすことで、視線が奥に導かれ、それに伴って自然に中に入ってきやすいような空間を演出しました。このルーバーは、元冷泉荘入居者さんのyHa architectsさんにデザインしていただきました。
| 建物名 | 新高砂マンション |
|---|---|
| 所在地 | 福岡市中央区 |
| 築年 | 1977年 |
| 竣工 | 2017年12月 |
| 施工面積 | – |
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