木（き）いろ

コーポ江戸屋敷は、スペースRデザインとH&A brothersが協働で建物管理をしています。
より豊かな暮らしの環境を目指し、建物や敷地全体の魅力を高めるランドスケープ計画にも取り組んでいます。
以前は通り抜けできなかった部分に花壇のある小道をつくったり、共用部の照明や掲示板、ポストを更新したり。入居者さんや近隣の住人さんを巻き込んだイベントや食事会をおこなうなど、ハードとソフトの両面から快適な環境づくりに取り組んでいます。

また空室になった部屋のリノベーションを、2016年からスタート。
H&A brothersによる「ほとめき」をテーマにした部屋をはじめ、バリエーション豊かな部屋が誕生しています。

◎詳しくはコーポ江戸屋敷の出来事を綴ったマガジンをご覧ください

コーポ江戸屋敷

斜めに伸びるフローリングは部屋を広く見せるため
「台所作業はあまり見られたくない」という主婦の声を拾ったグレーのスリット
職人さんが思い描く細かい細かい暮らしのシーンの数々。
その積み重ねから「木いろ」は生まれました。

ハニカム型の木パネルがはめ込まれた玄関。ガス管を使ったパイプハンガーと、抑えきれなかった遊び心もちらほら発見。作り手さんの顔が思わず浮かび、「ふふっ」と口元が緩んでしまいます。

デザイン性が高く、個性的な部屋だけに、いわゆる「着られている」感から脱するのに苦労しそう。それだけに住みごたえは抜群。

ああでもない、こうでもない。試行錯誤しながら、いたずらっ子を住み慣らしてあげてください。

僕たち88's garageは大川を拠点とした、大工、インテリアコーディネーター、サインペインター、アーティスト、組子職人からなる異色のチームです。

大川は家具の産地であることから様々樹種の木材が手に入ります。

玄関をあけてすぐのハニカム床はここが出発点であり帰宅してすぐの場所となることからハチの巣に見立ててデザインしました。 木（き）いろの部屋では7色の樹種のフローリングを、次へ次へと導かれるようなイメージで斜めに張りました。

サインペインターがデザインした壁は驚きと感銘を見る人に与えてくれることでしょう。

大工、インテリアコーディネーター、サインペインターの3人による「三位一体」のデザインが訪れる人に温かみや驚き、感動を与えることができる空間を目指しました。住まい手がどのような生活を営まれるのか楽しみです。

88's garage
メインデザイン： 田中 琢也
大工 ：池上 潤
サインペインター： 岩本 了亮

コーポ江戸屋敷では『コミュニティデザイン～ランドスケープ編～』を展開中。
部屋の窓や、帰ってくるときに見える風景。
住まいまでのアプローチも、日々の生活の中で大事にしたいポイント。
建物の敷地環境をデザインし、ランドスケープも含めた暮らしを提案していきます。

詳しくは「コミュニティデザイン～ランドスケープ編～」まで