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スペースRデザイン
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団地再発見。“豊かな暮らし”を考える。「コーポ江戸屋敷」

動画の目次(クリックすると動画の該当部分へリンクします)

(ビンテージのまち株式会社, 2020年撮影, 10分)


「団地」といえば、みなさんはどんなイメージを思い描くでしょうか?
畳や階段室、昭和のドラマに出てくるような懐かしい感じ、郊外の広い敷地に何棟も連なる、鉄筋コンクリートの建物……。

西鉄久留米駅から約2km半ほど南下した戸建て住宅地に建つコーポ江戸屋敷。
約1,000坪の広い敷地に、南北方向に3棟連なる、こぶりな団地といった佇まいです。
ベランダからは、遠くの山まで見渡すことができ、筑後川花火大会が見られる部屋も。

少し古いというイメージがある一方で、ゆとりのある配置計画、広い部屋面積と、都市中心部とは異なるここにしかない暮らしのポテンシャルを見つけることができます。

コーポ江戸屋敷は、スペースRデザインとH&A brothersが協働で建物管理をしています。
より豊かな暮らしの環境を目指し、建物や敷地全体の魅力を高めるランドスケープ計画にも取り組んでいます。
以前は通り抜けできなかった建物西側部分に花壇のある小道をつくったり、共用部の照明や掲示板、ポストを更新したり。
入居者さんの声にも耳を傾け、一歩一歩改善を重ね取り組んでいるところです。




コーポ江戸屋敷の日々の活動をFacebookにて発信しています


顔の見える管理。入居者さんや地域とのつながりを大切に。

H&A brothersの半田兄弟が、週に2日ほどコミュニティ管理人として現地に滞在しています。
敷地内の見回りをしたり、植物のお世話をしたり、近所の子供たちとおしゃべりしたり。

年に数回、入居者さんやご近所さんをお誘いしてイベントを開催しています。
夏に向けて緑のカーテンをつくったり、実ったゴーヤを収穫して食事会をしたり。
入居者でもある職人さんたちがつくる本格的な竹のそうめん流し台は、子供たちにも大好評。

そして2ヶ月に一度、入居者さんへ向けてニュースレターを発行。
コーポ江戸屋敷での取り組みやランドスケープ計画、日常の出来事などを、私たちの想いを載せてお届けしています。


物語を紡ぐリノベーション。帰宅が楽しみになる場所へ。

空室になった部屋のリノベーションを、2016年からスタート。
H&A brothersによる「ほとめき」をテーマにした部屋、大川の職人チームによる職人メイドな部屋、久留米の職人チームによるDIYのシェアオフィス「Base」など、バリエーション豊かな部屋が誕生しています。

また2018年にはDIYワークショップによる部屋づくりを実施。
プロの職人を講師に招き、部屋づくりの過程を学びながら参加者と一緒にリノベーション部屋を完成させました。

部屋+ランドスケープ+人のつながり。
部屋の中と外、ハードとソフトの両面から“豊かな暮らし”を求めるコーポ江戸屋敷。

この先5年後、10年後、どんな建物に育っていくのか…
楽しい妄想が膨らむばかりです。


Space R design Times Enjoy! Vintage Bldg. VOL.04・05配布中

コーポ江戸屋敷タブロイド第二弾

★『出版物一覧』よりPDF形式で内容をご覧いただけます。

コーポ江戸屋敷のこれまでのプロジェクト

#funker room
現状渡しで改装自由のお部屋

#funker_room
コミュニティデザイン
団地の一室をキャンパスに、解体から完成までの工程を職人から学ぶ
(2020年3月 全4回+α)
久留米DIYリノベカレッジ
コミュニティデザイン
「久留米らしい暮らし方」を話しあい、学びあうおはなし会
(2018年5月~ 全5回)
くるめぐらし会議

コミュニティデザイン
豊かな暮らしのための、ランドスケープデザインを考えます
(2017年2月 全4回)
コミュニティデザインカレッジ

コーポ江戸屋敷のあゆみ

コーポ江戸屋敷のこれまでの歩みを振り返ります

コーポ江戸屋敷年表
できごと 内容
1978年 コーポ江戸屋敷誕生

個人オーナーによって、住宅金融公庫の融資住宅として建てられる。住宅金融公庫融資住宅は、戦後の住宅難の時代において、良質な住宅を国民に提供するといった国の政策に沿った制度。賃貸経営をするオーナーに対して、民間金融機関よりも有利な融資をする代わりに、入居者の資格や賃貸契約書の内容などについて一定の要件が設けられている。

2014年 コーポ江戸屋敷と出会う

前オーナーから相談を受け、コーポ江戸屋敷を知る。ここからスペースRデザインと団地・コーポ江戸屋敷の再生への挑戦がはじまる。

コーポ江戸屋敷(2014年当時)

▲コーポ江戸屋敷外観

キッチン扉壁紙貼り実施

募集中の部屋にて、リノっしょ女子部によるキッチン扉壁紙貼りを実施

キッチン扉壁紙貼り

▲キッチンの扉を壁紙でデコレーション

2015年 ビンテージのまち株式会社設立

前オーナーからコーポ江戸屋敷を引き継ぐ組織として、「ビンテージのまち株式会社」(現オーナー)が設立され、本格的に団地再生プロジェクトがスタート

2016年 久留米・コーポ江戸屋敷
1stリノベプロジェクト

ここでの暮らしが楽しく魅力的なものとなるよう、久留米で賃貸マンション等のリノベーションや、エリアの価値を高めるイベント等を手掛ける「H&A manegement」の半田兄弟とともに、合計5室のリノベーションに取り組む。

コーポ江戸屋敷232号室「ほんのりサクラ~飾る暮らし~」

コーポ江戸屋敷232号室「ほんのりサクラ~飾る暮らし~」

コミュニティデザインカレッジ開催

株式会社チームネット代表の甲斐徹郎氏を講師に招き、建物の敷地や周辺環境を活かした、コミュニティデザインの考え方を学ぶことを目的とした全3回のカレッジを開催。団地の良さを考え直すきっかけとなった。

コミュニティデザインカレッジ

▲第3回目のチームプレゼンの様子

2017年 大川の職人チームによるリノベ-ション実施

「筑後の人々による筑後のリノベーション」を表現しようと、大川の職人チーム「88’sgarage」とともに住居1部屋をリノベーション

コーポ江戸屋敷221号室「木いろ」

コーポ江戸屋敷221号室「木いろ」

ニュースレター「コーポ江戸屋敷だより」
発行開始

コーポ江戸屋敷だより

▲ニュースレターは各エントランスに掲示

住人さん向けワークショップイベント開催

カレッジで学んだことをもとに、中と外をつなぎ、快適な暮らしを体験してもらうワークショップを開催。具体的には「網戸張替えDIY」「緑のカーテンづくり」「ゴーヤ収穫祭&流しそうめん」など

緑のカーテンづくり

▲入居者さんと一緒にゴーヤの種をまいた

共用部修繕工事実施

入居者さんがより暮らしやすい建物にしていくために、共用部全体を見直し。まずは階段防水と照明計画から着手。

コーポ江戸屋敷外灯

▲外灯リニューアル後の夜のコーポ江戸屋敷

KOBO活用スタート

もとポンプ室を「KOBO」と名付け、共用スペースとして活用できるように整備を開始。塗装ワークショップも開催

コーポ江戸屋敷KOBO塗装ワークショップ

▲KOBO塗装ワークショップ

職人シェアオフィス「BASE」完成

久留米の植木・電気・大工といった各業種の職人集団「VOICE」によって誕生したシゴトバ。エアコンのいらない快適な暮らしをデザインする「パッシブデザイン」が盛り込まれている。完成見学会では住人さんを招いて餅まきを実施。

BASE完成餅まきイベント

▲BASE完成餅まきイベント

エコアップリノベ開催

コミュニティデザインカレッジの続編として、快適な暮らしを実現する「パッシブデザイン」を盛り込んだリノベーション手法「エコアップリノベ」を学ぶカレッジ(全3回)を開催

エコアップリノベ

▲エコアップリノベ講座の様子

筑後ほとめきカレッジ開催

国土交通省事業と連動した『ストックデザイン&マネジメント地域エスコートプログラム』の久留米エリアでのプロジェクト『筑後ほとめきプロジェクト@久留米』をH&Abrothersととも実施。その第一弾として“まちづくりプロジェクトマネージャー”の育成を目的とした『筑後ほとめきカレッジ2017』をコーポ江戸屋敷にて開催 。

お江戸屋敷隣人祭り開催

ご近所にひとりでも気軽にあいさつできる人が増えたら素敵なことだなという思いから「隣人祭り」を開催。

お江戸屋敷隣人祭り

▲お江戸屋敷隣人祭りの様子

2018年 「DIY〇〇%賃貸」プロジェクト実施

コーポ江戸屋敷の1部屋を舞台にDIY実践ワークショップを実施。実際のリノベーションの過程をワンステップずつワークショップ形式で体験できるプログラムを組み、市民とともに1部屋を作り上げた。(※詳しくはブログ「DIY**%賃貸」にて)

第5回床張りワークショップ

▲第5回床張りワークショップの様子

西側通路を整備

デッドスペースとなっていた敷地西側のスペースを「みどりの小径」として整備。花壇づくりから種まきまで入居者さんや市民のみなさんと一緒に実施した。(※詳しくは「夏の小道づくり~たねダンゴとそうめん流し~」にて

花だんごワークショップ

▲花だんごワークショップの様子

ENJOY!VINTAGE BLDG VOL.4
「コーポ江戸屋敷特集」発行

スペースRデザインの活動紙「ENJOY!VINTAGE BLDG」のVOL.4にて、2014年からのコーポ江戸屋敷で実施した様々な取り組みをまとめた「コーポ江戸屋敷特集」を作成。(※詳しくは「ENJOY!VINTAGE BLDG VOL.4」紹介ページにて

▲完成したENJOY!VINTAGE BLDG VOL.4

2019年 エントランス掲示板
&ポストリニューアル

各階段室の入り口のサインと掲示板をより見やすく使いやすいものにリニューアル。(※詳しくは「コーポ江戸屋敷、新年の衣替え~エントランスを一新!~」にて)

コーポ江戸屋敷エントランス

▲各エントランスごとに異なるカラーサインを設置

「団地サミット2019九州×関西」を実施

2016年に開催した「コミュニティデザインカレッジ」をきっかけにご縁ができた大阪の団地の入居者さんたちを招いて大阪と九州の団地交流「団地サミット2019九州×関西」を開催。お互いに団地の暮らしをよりよくするためのアイデアが活発に飛び交った。(※詳しくは「団地サミット2019九州×関西~コーポ江戸屋敷で団地間交流~」にて)

団地サミット2019九州×関西

▲団地サミット2019九州×関西@BASEにて

駐車場リニューアル

駐車場をより使いやすく整備。不陸の補修やラインと数字の引き直しを実施。(※詳しくは「『令和』初のめでたい工事となりました。」にて)

▲不陸が解消され、ラインや数字もはっきりと見えるように

「筑後ほとめきカレッジ1年後報告会」を開催

コミュニティデザインカレッジ(2017年11月~2018年3月開催)から1年半が経ち、活動報告と意見交換会を実施。
アドバイザーに徳田 光弘氏(九州工業大学大学院 工学研究院建設社会工学研究系 准教授)、須部 貴之氏(株式会社 KISYABAREE 代表取締役)、加藤 潤氏(NPO法人頴娃おこそ会観光プロジェクトリーダー)をお招きし、活動のアドバイスや今後の可能性について議論が行われた。(※詳しくは「【くるめぐらし会議vol.4レポート】筑後ほとめきカレッジ一年後報告会」にて)

▲筑後のまちづくりプレイヤーたちがお互いの活動を報告

ウッドデッキ工事&シンボルツリー植樹

長期的なランドスケープ計画の中で将来像に描いていた大きなウッドデッキが実現。
職人シェアオフィスBASE、ワークショップ参加者のみなさんと 4m ほどのシンボルツリーが植樹された。

▲コーポ江戸屋敷の新たなシンボルとなったウッドデッキ

パン屋「江戸やしきパン工房」オープン

211号室に団地初のパン屋がオープン。

▲ご近所さんもアクセスしやすい道路面。訪れる人は共用部のウッドデッキから店内へ。

「久留米DIYリノベカレッジ開催(全4回+α)

コーポ江戸屋敷の一室(111号室)をキャンパスに、解体から完成に至るまでの工程を専門の職人から実践で学び、DIYで部屋を完成させるDIY実践型プログラム。
産学官の連携により市民レベルでの社会課題解決を目指し、地域に眠る不動産資源の新たな可能性の発掘に取り組んだ。(※詳しくは「久留米DIYリノベカレッジレポート~完結編~にて)

▲完成後、久留米工業大学 今泉学長が室内をご見学(振り返りの会にて)

2020年 「#funker room」プロジェクト開始

建築当時の仕様のお部屋の新たな再生方法として、現状渡しで改装自由のお部屋をリリース。
(※詳しくは「#funker room」にて)


▲建築当時の仕様がそのまま残る内装設備

カフェ「ツキシマコーヒー」オープン

212号室に団地初のカフェがオープン。2019年にオープンした「江戸やしきパン工房」とともに、団地の入居者さんや地域の人の憩いの場に。

▲マガジン「コーポ江戸屋敷にコーヒー屋さんがオープンしました!

2021年 北側駐車場を整備

敷地と隣地駐車場の間のフェンスを取り払い、敷地を広げて駐車場を増設。
(※詳しくはマガジン「ランドスケープ計画実行はまだまだ道半ば。」にて)

日本建築学会にてコーポ江戸屋敷の活動を報告

住宅地計画を考えるシンポジウムにて、「民間賃貸住宅」の立場からの事例紹介として登壇。
(※詳しくはマガジン「建築学会のシンポジウムに登壇しました」にて)

2022年 コーポ江戸屋敷をテーマにビンテージビルカレッジを開催

まちの活性化につながっている不動産活用事例の共有と、そこから見えてくる考え方の体系化を目的にシンポジウムを開催。
(※詳しくはマガジン「久留米の “老朽団地魅力化計画 コーポ江戸屋敷” から『共感デザイン』を考える」にて)

ENJOY!VINTAGE BLDG VOL.5
「コーポ江戸屋敷特集第二弾」発行

スペースRデザインの活動紙「ENJOY!VINTAGE BLDG」のVOL.5にて、2019年からのコーポ江戸屋敷の取り組みをまとめた「コーポ江戸屋敷特集」第二弾を制作。(※詳しくは「ENJOY!VINTAGE BLDG VOL.5」紹介ページにて

コーポ江戸屋敷タブロイド第二弾

▲完成したENJOY!VINTAGE BLDG VOL.5

隣人祭り2022秋を開催 隣人祭り2022秋

詳しくはマガジン「しあわせのカタチ。~コーポ江戸屋敷隣人祭り2022秋レポート~

コーポ江戸屋敷 建物概要

項目 内容
所在地 〒830-0059 福岡県久留米市江戸屋敷1丁目7
交通
  • 西鉄大牟田線「試験場前」駅徒歩19分(約1.5km)
  • 西鉄バス「江戸屋敷」停 徒歩5分 約350m

※「試験場前」停から50番のバスで5分程です。

築造年月 昭和53年(1978年)
構造 鉄筋コンクリート造4階建
総戸数 3棟48戸(1棟16戸)
設備 駐車場・駐輪スペース・集合ポスト
管理 スペースRデザイン

コーポ江戸屋敷についてのお問い合わせは

株式会社スペースRデザイン
〒810-0041福岡市中央区大名2丁目8-18天神パークビル
Tel:092-720-2122
Fax:092-720-2123
E-mail:yj@tenjinpark.com
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