古梁
落ち着きのある深い色。
触れて気持ちいいのは、本物の無垢床だから。
お部屋のポイントである古木の梁をはじめ
木の素材を多く使用しているため、
室内は包まれるような心地よさがあります。
また、部屋の中心に設えた欄間、
竹や和紙などの和の素材がレトロと融合し
なんとも風情のある趣を感じます。
● 住居・SOHO・事務所(業種による)可
(事務所利用はSOHO契約となります)
- お部屋についてのお問い合わせはスペースRデザインへ
- Tel. 092-720-2122
- 受付時間 9時〜18時/定休日 日・祝日
お部屋のポイント
リーシングコメント
「また戻ってきたい」元入居者さんとのお話
今回のお部屋紹介は元入居者さんのお話と共にご紹介します。
ご家庭の事情でご退去された元入居者さん。この部屋に入居する前は、引越し魔だったそうですが、山王マンションご入居後は引っ越す気が起こらなかったとのこと。何がよかったのか?お聞きしました。
- サンルームに早変わりする仕掛け。
※部屋で実践して頂きました。 - シャワーの位置を固定することができる。
※浴室にて実演して頂きました。 - 周辺が静かで、便利がいい。
※入居前は不便かな?と思われていたそうです。
※最寄りのバス停(山王一丁目)まで徒歩約4分でして、博多駅行きは、約5分~10分に1本の間隔ででています。 - 床(無垢フローリング)の感触がいい。
※2人で床をすりすり。 - などなど・・・これ以上は掲載しきれません。
そして、何より部屋の雰囲気が好きっ!!とのことでした。
※ココ重要ですよね!
話に熱が入り、退去立合いなのに2人で盛り上がりました。そして、「また戻ってきたい。」というありがたいお言葉まで。入居前も当然ですが、私達管理会社が大切にしているのは入居後に、どれだけ入居者さんに満足して頂けるかなので、このお話をうかがった時はホントにうれしかったです。
ぜひ現地で体感していただきたい「間取り」
そして、もう1点このお部屋の特徴としましては「間取り」です。たいていの物件は、玄関を開けるとドーンと縦長に部屋が広がっていることが多いのですが、このお部屋、横に広がっています。
縦長の間取りと何が違うのかと言いますと、家具などをレイアウトしやすく、そのレイアウトを変えるだけで部屋の雰囲気を変えることができます。
また、家具を置いても人が動く際に邪魔にならない。現在、縦長物件にお住まいの方は、移動する際ローテーブルをよけたり、足をひっかけるなんて経験された方もいらっしゃるかもしれませんが、この部屋ならそんなこともなくなるかもしれませんよ。
こういう間取りのおおらかな感じも古い物件の良さかもしれませんね。ちなみに、トイレや浴室などの設備は更新しています。
ぜひ、実際にお部屋を見学して体感してみてください。
スペースRデザイン 小林 哲
デザイナーコメント
「何だこれは?」写真を見て多くの方が感じたであろうこと
2004年、建築家・信濃康博氏(信濃建築研究所所長)によってリノベーションされた一室。リノベマニアの方にとっては、この一文でハートを射抜かれますよね。
しかし、写真を見て多くの方が感じたであろう事は「何だこれは?」ではないでしょうか。
山王マンションは1965年に建設され、当時は最先端の生活を送ることができる賃貸マンションでした。この時代は高速道路や新幹線がぞくぞくと開通し、1964年に東京オリンピック、1970年に万博が開催されています。
明るい未来のために日本全体が同じ光を目指して考え抜かれた、均一的な間取り・標準仕様の部屋。しかし、それもいつしか飽きられていきました。
さて、この山王マンション502号室のリノベーションですが
古木の柱と梁
和の要素を加えることで、個性のある空間を実現しました。古木を使うことで、時間を意識した空間を実現しました。ここで過ごすことを想像させる、物語性のある空間を実現しました。
つまり、この部屋では個性・時間・物語がリノベーションの回答として用意されました。
「個性・時間・物語」を体感する
同時期に氏によってデザインされた402号室、603号室では新しい物が足され近未来的なイメージの空間が完成していますが、やはりここでも個性・時間・物語が意識されています。そして、部屋は全て異なる個性的なデザインになっています。
脱均一化・脱標準化、すべてが異なるデザインという発想が福岡賃貸リノベーションの黎明期に生まれ、現在もその意志が引き継がれているのです。
これらの部屋から3年後の2007年、山王Rプロジェクトでは407号室が氏によって生まれ変わりました。和の要素、曲線、間接照明、地袋、ポツ窓と502号室の要素が引き継がれています。
さらに5年後の2012年、続・山王Rでは305号室を手掛けられこれまでのリノベーションの集大成とも言える空間を実現されています。
部屋によって表現は異なりますが、建築家・信濃康博氏のリノベーションは「個性・時間・物語」を体感することができます。
山王マンション502号室は賃貸リノべーション黎明期の名作として、今後も色あせることなく住み継がれていくことを楽しみにしています。
設計デザイン 森岡 陽介
この部屋の間取り図
この部屋の建物の地図
家賃 | *****円 |
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共益費 | ****円 |
敷金 | - |
礼金 | - |
広さ | 38㎡ |
間取り | 1DK |
取引態様 | 専任媒介 |
契約形態 | 定期借家契約2年(再契約可) |
現況 | 入居中 ≫ 空室待ち申し込み |
建物住所 | 福岡市博多区博多駅南4-19-5 |
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交通 | 西鉄バス 扇町バス停 徒歩1分 西鉄バス 山王1丁目バス停 徒歩3分 |
築年 | 昭和42年(1967年) |
デザイナー | 信濃設計研究所 |
リノベーション完成年月 | 2004年 |
備考 | 火災保険加入:必須 家賃保証契約:必須 |
更新日 | 2024年02月20日 |
次回更新予定日 |