東京オリンピック開催年に誕生した建物
黄色の外観が印象的な6階建ての建物。
アジアで初めてオリンピックが開催された1964年にこの建物は完成しました。
それから55年。東京オリンピックが再び開催されるタイミングで、このプロジェクトは始まります。
偶然か必然か。
オリンピックという世界中に影響をあたえる時機に転換期を迎えるこの建物。アジアの玄関口福岡、海側に位置する天神北からグローバルに
ビジネスや文化を発信するビルを目指します。
都心部の利便性と文化の種が残る天神北
地下鉄空港線「天神駅(西1番出口)」より徒歩3分の場所にあるこの建物。 天神から福岡空港まで地下鉄で約11分。市内はもちろん県外や海外へのアクセスも良好です。
そんな都心部に位置する建物ですが、周辺を見渡すと、大通りにはミニシアターや、開発予定の大きな公園、そして美術館。裏道に進むと雀荘やライブハウス、少し歩くとボートレース場と、多種多様な文化の種があります。
都心部でしか得られない情報と利便性、そして都市の隙間を埋めるように文化の種が散りばめられた個性的なエリア、天神北。
フロアとデザイン
各フロアの名称はContena(コンテナ)。
天神北=港、フロア=箱、単体としても成立、異なる個性が重なることでの面白さ、情報や物や文化を届ける(運ぶ)というイメージからこの名称に設定しました。
6FはContena06、5FはContena05と表現し、フロアごとに、オフィス・店舗・スクールと用途をゆるやかに分けています。その時々でフロアに挿入されるContenaには、時代の空気感をデザインとして反映しています。
都市の隙間にたたずむ秘密基地
都心部の利便性と、文化の種が残る個性的なエリア天神北。
そこに建つこの建物は、主張することなく周辺に馴染み溶け込んでいます。
来訪者は、目的地がここで合っているか不安に思いながらも建物の中へ。
そして、エレベーターでワープするように各フロアに到着。
そこに広がるのは、時代の空気感を反映しデザインされた特別な空間(Contena)。
オフィス区画は、グローバルな発想と視点をもつベンチャー企業や社会的起業家の拠点として。
店舗区画では、店主がセレクトしたこだわりの商品が並び、お客さんはそのお店だけを目指し訪れる。
建物内の活動的なエネルギーとは対照的に、外観はひっそりと。
知っている人だけが知っている・・・そんな秘密基地です。
イエローベース天神概要
項目 | 内容 |
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所在地 | 〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神3-16-17 |
交通 |
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構造 | 鉄筋コンクリート造地上6階建て |
築造年月 | 昭和39(1964)年2月 |