8月21~24日で北九州リノベーションスクールが開催され、今回わたくし梶原が受講生として参加いたしました。
すーごく簡単に北九州リノベーションスクールを説明すると、4日間という期間の中で実際の遊休物件を対象に事業計画を立てオーナーさんに提案をするところまで行い、それが受け入れられれば、その事業を実現していくというもの。
スクールに集まるのは建築、不動産、まちづくりコンサル、市役所、などの多分野の人たち。それぞれの専門知識を活かしてまちづくりに取り組もうという志の持ち主ばかりです。これは最後の集合写真。これだけの人が北九州の小倉に集まって4日間ほぼ毎日夜中まで事業計画を練るという、とても濃く熱いリノベーションスクールでした。
1チームが約10人の、全部で8チーム、それぞれに異なる建物が課題として与えられ、それについて何を作り、どう建物を利用し、どのように運営していくかという事業を計画します。
専門分野が異なると視点が違い、重視するポイントも異なります。それぞれの視点から出された意見を、デザイン性や建物の特異性、事業性などの面から考え磨き上げていきます。
まちづくりの目線からみたリノベーションは、地域性や建物がもつストーリー性を汲み取りながら、中身を再構築していくことが大事です。ただ「使われていない建物を使う」ということではなく、使うことでどう影響を及ぼすのかということまでを考えることがリノベーションの面白さであり、難しさでもあると思います。
今回のスクールのチームミーティングでも、その点についてメンバーで話し合い、事業に組み込むことが大変でした。
また、個人的に勉強になったのが「プレゼンテーションによってどうオーディエンスをその気にさせるか」ということ。チーム内では、その企画ができた経緯を共有しているからいいのですが、初めて聞いた人たちやオーナーがきちんと内容を理解して、しかも「おもしろそう!」とやる気にさせるプレゼンをやる必要があります。
話の順番、言葉の選び方、ビジュアルの見せ方、いろんな要素をうまく組み立てる必要があり、それもチームで話し合い、ユニットマスターに意見をもらい、1つ1つを決めていきます。これについては、私はまったくもって技術、知識ともに無力で、この力をこれからはもっと磨かないとなと強く思いました。
そんな経験を一緒にしたチームのメンバーは戦友的な存在になりました。4日前に初めて会った人同士とは考えられないほどです。「仲良くなった」とはまたちがうとてもいい関係になれたと思っています。
みなさん、ありがとうございました!また必ず会いましょう!
この経験を活かしてますます精進して、いつか一緒に仕事ができたらいいなと思います。
梶原