9月6日に一宇邨のお披露目会として、見学会とコモンミールを行いました。
コモンミールとは、コモン(共同)とミール(食事)を合わせた造語で、一般的には
「共に暮らす人々がローテーションで食事をつくり、楽しい食生活を確保する」という意味で使われています。
今回のイベントでは、お披露目会ということもあり、ローテーションではなく、みなさんに同時に食事を持ち寄っていただく会にしました。
18名の参加者が集まり、職業も料理も様々です。その場でつくった方もいれば、購入してもってきた方もいて、たまたまですが、ごはんものから、お肉料理、野菜料理、お酒と、良いバランスでばらけて、どれも美味しく大満足でした。
一宇邨で暮らし始めて2週間近くたちましたが、人がつくってくれたものは本当に美味しい!としみじみと実感しました。
最初は、みなさん立食でダイニングに集まって食べていたのですが、次第にいくつかのグループに分かれました。オーナーで建築家の中村享一先生のまわりに集まり建築談義をするもの、華やかな女子会や、仕事の話で盛り上がる男子会。
自然とさまざまな話が広がって大盛り上がりでした。
僕自身も、参加者には知ってる人もいたのですが、「家の中で食事を共にすること」で、それまで知らない顔を知ることもでき、食卓とは、そういった機能を持つ場なのだとあらためて実感しました。
今回のコモンミールのテーマは「共に食事をとることで一宇邨での生活を疑似体験すること」です。
様々な人と食事を共にすることは、みなさんが日常行っている通り、あたりまえのことです。それを一宇邨で行うと、建物に魅力を感じた人があつまり、それぞれ専門分野や、日常のたわいもない話から、新しいことを教え合うこともでき、一宇邨で暮らすことの魅力はやはりそこにあるのだと実感することができました。
最後に、参加者の1人の「この建物に興味があったからきた」という一言が印象に残っています。その一言が、一番意義深いことだと、ぼんやりと感じた一夜でした。