建物を介してつながる。国際色豊かなネットワーク。
福岡にまだシェアハウスがほとんどなかった2011年9月に、一宇邨は産声を上げました。もともと建築家・中村享一氏の自邸として建てられ、その後、氏のライフスタイルの変化に伴って、拠点を長崎に移すことから、シェアハウスとして再スタートを切りました。
当初は全4戸だったのが、現在は住戸5戸と事務所1戸の二層型に進化。というのも、一宇邨は時代に合わせて変化させることを前提に設計されていたから。インパクトで解体できる木パネルを使った間仕切りや床。コンクリートブロックの壁。配線のつなぎ口が確保された露出パイプ。建物の随所にその仕掛けを発見できます。(詳しくは中村享一氏インタビュー『ほんとうの快適とはなにか。実験住宅「一宇邨」』より)
他にも、吹き抜けのリビングや和室、地下に通ずる階段など、外観からは想像もできなし、とてもユニークな設計。この環境がそうさせるのか、管理側によるイベントだけでなく、住人による自主的なイベントも開催されてきました。
住人企画による映画鑑賞会「一宇シネマ」(2015年3月)
一宇邨恒例「大濠公園花火大会鑑賞会」(2017年8月)
一宇邨メンバー&オーナーさんで旅行にいったことも。(2016年9月)
オーナーである中村享一氏は芸術工学博士でもあります。一宇邨来訪時は、酒のつまみに住人との議論がはじまることも。歴代の住人とも交流が続いており、一宇邨卒業者ネットワークは福岡のみならず、全国、海外にまで広がっています。住むだけでなく、そんな刺激をもらえるのも、建築家であり博士でもあるオーナー直営の一宇邨ならではです。
所在地 | 〒810-0031 福岡市中央区谷2-9-1 |
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交通 | 福岡市地下鉄七隈線「六本松」駅より徒歩10分 |
構造 | 鉄筋コンクリート造 陸屋根3階建 |
築造年月 | 平成6年6月 |
総戸数 | 6戸(住まい:5戸/事務所:1戸) |
駐車場 | 2台有り(10,000円/月) |
駐輪場 | 自転車:無料、バイク(原付):500円/月 |