こんにちは。スペースＲデザインNEWSです。朝晩、少しずつ秋の訪れを感じるようになりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
先日、スペースRデザインの設立母体である吉原住宅が60周年を迎えました。これまで多くの方々に支えていただき、感謝申し上げます。
受け継がれてきた想いや、時間をかけて育まれてきた文化。その長い物語の途中である一場面の今に、いろんな取り組みをさせてもらえていることを嬉しく思うとともに、あらためてその責任を感じています。
今回「オンライン DE ダイアログ」のコーナーでは、代表吉原との対話をご紹介させていただきます。これまでの想いを次の世代につないでいけるよう、これからも建物、まち、ひとの歴史を大切に、歩んでいきたいと思います。
それでは、今月もスペースRデザインNEWSをお届けします！
（しんの）
◆INDEX◆
１)『新しいリノベーション部屋が誕生＆寄りみち喫茶 ボン・ボヤージュ＠新高砂マンション』
２)『コーポ江戸屋敷、隣人祭りありがとうございました！』
３)『九州DIYリノベWEEK2025、今年も開催決定！』
４) オンライン DE ダイアログ
『築古ビルの可能性を求めて』
５) エントランスカフェよりお知らせ
『秋のお菓子たち』
６) 冷泉荘日記
『冷泉荘レンタルスペース、4日以上ご利用の方はご予約しやすくなっております（6月下旬から）』
７) PICK UP！リノベーション事例
『歴史を引き継ぐ外構リノベーション（福岡市中央区 | 2021年）』
８) イベント情報
★最新の募集情報 》コチラから
１) わたしたちの考える「ビンテージビル」
◇『新しいリノベーション部屋が誕生＆寄りみち喫茶 ボン・ボヤージュ＠新高砂マンション』
新高砂マンション409号室にて、新しいリノベーション部屋が完成しました！
部屋のタイトルは『旅のつづき』。
2022年と2023年におこなわれたインターンシップの舞台となったことをきっかけに、この部屋が歩んできた道のりを残したいという気持ちで作りました。
建築当初からの住まいとして歩んできた旅、インターンシップ生たちとの旅、そしてこれからこの部屋に住む人との新しい旅に想いを込めて。
完成見学会では2年間のインターンシップの活動にフォーカスし、この部屋の歴史の中の“寄り道”としてその道中を振り返る企画『寄りみち喫茶ボン・ボヤージュ』を開催しました。
終始和やかな雰囲気でお話を楽しみながら、部屋や展示をじっくり見ていただけて嬉しかったです。
足を運んでいただいた皆さま、ありがとうございました！（よしむら）
２) 今月の注目コンテンツ
◇『コーポ江戸屋敷、隣人祭りありがとうございました！』
9月6日(土)に［コーポ江戸屋敷隣人祭り2025］を開催しました！残暑厳しい中での開催になりましたが、スタッフを含めて100名近くの参加がありました。本当にありがとうございました！三回目となった今回もマルシェ形式で、入居者さんや外部からの応援出店者さんが「自分にできること」を持ち寄ったお祭りとなりました。出店者や来場者の皆さんがそれぞれ和気あいあいと各ブースをまわったり、お喋りを楽しんでいる雰囲気がコーポ江戸屋敷らしくてほっこりしました。コーポ江戸屋敷はリノベプロジェクトや屋台、消防設備導入など、新しい試みが形になってきました。これからどのような形で使われていくのでしょう？なんだかワクワクしますね！詳しい内容はマガジンにまとめておりますのでぜひご覧ください！（なかみつ）
３) 今月の注目コンテンツPart２
◇『九州DIYリノベWEEK2025、今年も開催決定！』
私たちにとって秋の風物詩、リノベWEEKの季節がやってきました！リノベWEEKは、空き家空きビルの再生を通じた市民主体のまちづくりの取り組みを学び合うイベントです。12年目を迎えた今回は、福岡・熊本・鹿児島・長崎・山口・長野から全24チームが参加。山口県から田布施町が初参加となります！
WEEK開催当初は、参加チームは福岡県内の拠点が中心で、期間中に見学会などが各地で開催されていましたが、近年、参加チームは九州各地に広がり、年間を通して各地で勉強会が開かれるようになりました。自分たちのまちに必要なことがなにかを常に考え続け、固定の形にとらわれず、毎年進化しています。
11月には久留米にて、参加チームが一堂に介するシンポジウムを開催します。全国のみなさまとお会いできるのを楽しみにしております！（しんの）
４) オンライン DE ダイアログ
福山市にてリモート勤務中の箱田（H）とスタッフとの対話をお届けするコーナー「オンライン DE ダイアログ」。第7回は、スペースRデザインの設立母体である吉原住宅が創立60周年を迎えたことについて、代表の吉原（Ｙ）に話をききました。
◇『築古ビルの可能性を求めて』
H）創立60周年おめでとうございます！改めて感慨深いですね。
Ｙ）ありがとうございます。1965年の創業以来、たくさんの方に支えられてここまで来ることができました。入居者さん、オーナーさん、地域のみなさんへの感謝でいっぱいです。
H）「ビンテージビルでまちづくり」という理念にとても共感します。この理念には、どのような想いが込められているか、改めて教えてください。
Ｙ）高度経済成長期に建てられた建物は、時代が変わると“古い”と言われがちです。でも私たちは、その古さにこそ価値があると信じてきました。時間の積み重ねをまとった建物は、地域の文化を映す資産なんです。
H）冷泉荘の文化財登録は嬉しかったですね。
Ｙ）挑戦を続けてきたご褒美のようでした。冷泉荘は昔から、何か他とは違う雰囲気をまとっているなと感じていましたが、調べてみると様々な事実が判明しました。昨年開催した登録記念シンポジウムではお話ししましたが、これを機会に九州中のRC物件を文化財にしていきたいです。
H）これから先、どんな未来を描いていますか？
Ｙ）建物は単なる箱ではなく、人が出会い学び育つ“社会の器”だと思っています。これからもオーナー・入居者・地域の「三方良し」を大切に、築古ビルの可能性を広げながら、地域に幸せを生み出す産業として挑戦を続けたいですね。
H）これからも一緒にワクワクする取り組みをつくっていきましょう！
エントランスカフェの皆さんに「祝！60周年特製クッキー」をつくってもらい、みんなでお祝いしました。
５) エントランスカフェよりお知らせ
◇『秋のお菓子たち』
まだ暑い日が続きますが、カフェのショーケースには秋らしいお菓子たちが少しずつ並び始めています。
まずは、パンプキンロール。しっとりふわふわの生地で、かぼちゃ餡クリームとかぼちゃ餡を巻きました。見た目も可愛らしい一品です。
そして、いちじくの焼き込みタルトや焼き芋のタルトなども販売予定です。
ぜひ、秋の味覚を楽しんでくださいね。
６) 冷泉荘日記
◇『冷泉荘レンタルスペース、4日以上ご利用の方はご予約しやすくなっております（6月下旬から）』
冷泉荘レンタルスペース、本当にたくさんの方にご利用いただき、日々いろいろなイベントを開催いただいて本当にありがとうございます！
冷泉荘では、搬入日等を指定しているわけではなく、日程も基本的には自由にご利用いただけます。その影響もあって、祝日のタイミングによっては4日以上、特にレンタル割引のある7日間のご利用の方が、予約がかち合うということが出てきて、予約がしづらい状況が出てきました。
そこで、４日以上ご利用予約の方は、少しはやめに7ヶ月前から予約をお受けすることといたしました。今回、ちょびっとだけ伸ばしてみておりますので、４日以上でのご利用ご検討の方、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。また、お問合せが重なる場合が多い毎月1日の予約方法も今回変更しております。
レンタルスペースをお探しの方、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。（管理人 すぎやま）
※写真（左）は2011年3月、レンタルスペースオープン当時
７) PICK UP！リノベーション事例
歴史を引き継ぐ外構リノベーション（福岡市中央区 | 2021年）
九州大学六本松キャンパス生向けのアパートから、オフィスとして利用できる仕事場へ生まれ変わった「西浦ルービック」。その際、建物前の庭を入居者や来訪者が使うことができるサイクルポート(駐輪場)へつくりかえることになりました。
ワークショップで敷かれたレンガには、元々設置されていたコインシャワーの跡が分かるような細工が施され、カンナの花は建物のシンボルとして再度しつらえられました。当時の面影を残し、かつDIYならではの柔らかなデザインのサイクルポートができあがりました。
８)イベント情報
《スペースRデザイン》
★【オーナーさま向け】リノベーションミュージアム冷泉荘見学会
■日時：2025年10月4日（土）11:00～12:30
■場所：冷泉荘（福岡市博多区上川端町9-35）
■定員：10名
■内容：元々賃貸住宅として建てられ、現在は事業用ビルとして多様なテナントが集まり、活躍の場となっている「冷泉荘（築67年）」のこれまでの歴史や、古い建物の持つ可能性・魅力・活かし方などをご紹介します。
■申込：お申込みフォーム
★次世代不動産経営実務者養成カレッジ 第4期《併催：吉原ゼミ2025》
■日時：2025年10月2日（木）～12月18日（木） 毎週木曜日 15:40～17:20（全14回・100分）
■場所：九州産業大学（福岡市東区松香台2-3-1）／オンライン併用
■テーマ：『不動産”再生”学』～実学から学ぶ、不動産再生からはじまるエリアの活性化～
■総合講師：吉原 勝己（吉原住宅／株式会社スペースＲデザイン 代表取締役）
■内容：九州産業大学建築都市工学部での寄附講座を社会人にも公開。不動産再生によるまちの活性化を目指し、講義サポーターとして受講可能。
■申込：https://zoim-2025col-3-14kou-all.peatix.com
（第3～14講 全講通しチケット）
《冷泉荘》
★Exhibition at Nekochikura “ネコチ藝サイ25” / FaN Week 2025 GP11 “Nekochi Geisai 25”
■日時：9月25日（木）～10月5日（日）11:00～18:00
■店休日：月・火・水
■場所：A10号 ネコチクラ
■内容：18名の若手アーティストによる大展覧会。絵画から多様なジャンルまで、五感で楽しむアート祭典。
■詳細：https://www.reizensou.com/event/nekochi_geisai25/
★【ゲームサークル】ねこ集会☆略称にゃんあつ
■日時：10月9日（木）、10月23日（木）18:00～21:00（第2・4木曜日開催）
■場所：A棟地下 A101号 ユウアヒア
■参加費：300円
■内容：マリカ・スマブラ・ボードゲームなどを楽しむサークル。出入り自由、初心者歓迎。
■詳細：https://www.reizensou.com/event/nyanatsu/
★ギャラリー能 × 楽研サロン「器とお酒」
■日時：10月2日（木）、10月16日（木）19:00～23:30（毎月 第1・第3木曜開催）
■場所：A33号 楽研サロン
■内容：ギャラリー能の器でお酒やお茶を楽しむ夜。台湾烏龍茶「東方美人」（限定10杯）など。
■drink：800円～
■詳細：https://www.reizensou.com/event/gakukensalon_utsuwa/
★ローソファー専門店HAREM 出張ショールーム「Trip SHOWROOM」in 福岡県福岡市
■日時：10/2（木）13:00～19:00、10/3（金）10:10～19:00、10/4（土）10:10～19:00（要予約）、10/5（日）10:10～17:00（要予約）
■場所：B棟１階 冷泉荘ギャラリー
■内容：HAREM の人気ソファ展示。靴を脱いでくつろげる形式。新作ソファも展示予定。
■詳細：https://www.harem-shop.com/showroom/trip_showroom/reservation/fukuoka/
★クロノスとカイロス：詩の現在形を巡って
■日時：10月11日（土）13:30～17:30（シンポジウム）／10月12日（日）13:30～17:30（リーディング＆トーク）
■場所：B棟１階 冷泉荘ギャラリー
■内容：生成AI と詩の融合や批評の議論、詩人による朗読・対談など。
■定員：各日 45名（先着）
■参加費：各日 1,000円
■申込・問い合せ：zz79@goo.jp（渡辺玄英）
★第28回 00展
■日時：10月14日（火）～10月19日（日）
10/14～10/18：12:00～19:00
10/19：12:00～18:00
■場所：B棟１階 冷泉荘ギャラリー
■内容：複数作家によるグループ展（展示）
★[ 俗戝 -zokuzoku- 2025 ] 福岡又旅編 俗世に隠れた賊モノ
■日時：10月25日（土）～11月3日（月・祝）
通常日：12:00～20:00
初日（10/25）：14:00～20:00
最終日（11/3）：12:00～16:00
■場所：B棟１階 冷泉荘ギャラリー
■内容：掛け替えのない心の“賊モノ”をテーマにした八人展
■詳細：https://www.artworkgeofront.com/
★冷泉詩話会 10月
■日時：10月26日（日）14:00～17:00
■場所：B54号 当初部屋
■講師：渡辺玄英
■参加費：実作指導あり 2,500円（一作品・参加料込）／実作指導なし 2,000円
■内容：現代詩の実作指導、作品合評、現代詩の解説・ディスカッション。
■申込：講師 渡辺（zz79@goo.jp）へメール申込（原則事前申込制・当日参加可）
■詳細：https://www.reizensou.com/event/shiwakai20251026/
WEBマガジン＆SNS情報
◎スタッフのブログをWEBサイトにて更新中です！
◎SNSでもさまざまな情報を発信しています。よろしければぜひフォローしてください！
このメールは、株式会社スペースＲデザインが情報配信をおこなっています。
※次回配信は2025年10月下旬を予定しております。