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スペースRデザイン
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賃貸住宅フェアin大阪に参加させていただきました。賃貸住宅フェアは、賃貸住宅の最新の動きや設備など、不動産に関わる多様な情報が集まる場です。今回、代表の吉原がセミナーに登壇。
聴講したセミナーを中心に、フェアの一日をレポートします。


「築古賃貸経営に応用できる登録文化財でブランディング&マネタイズ」
文化庁 文化財調査官 清永 洋平氏
吉原住宅有限会社 吉原 勝己氏

国の登録有形文化財について、清永さんより「文化財=保存」ではなく、「使い続けながら価値を高める」という考え方であること、また吉原からは建物の価値を「経済性」だけで測るのではなく、文化的な意味とともに育てていく賃貸経営の考え方についてお話させていただきました。

(清永さんのお話より登録有形文化財のポイント)
・登録有形文化財は、所有者からの届出制度であり、許可制度ではないこと
・登録されることは不自由になることではなく、所有者が使いながら残すことを国が支援していく仕組みであること
・登録されると、税制の優遇措置もあること

冷泉荘も2024年に登録有形文化財に登録されましたが、登録後もこれまで変わらず活動と発信を続けており、文化財制度が目指す姿を実践できている建物なのではと感じます。
また文化財登録にあたっては、冷泉荘について橋田先生(岡山大)をはじめとするいろんな方に調査をしていただき、建物が建てられた当時の社会的背景から、その意義をあらためて知る機会となりました。残っている建物には必ず理由がある。まちの中の見慣れた風景をどのように未来に残していくのか。まずは建物に関わる人たちがその価値を見直してみることからはじまるのだと思います。(冷泉荘が登録有形文化財に登録された経緯は箱田がマガジンに書いています。「半世紀後、その建物は文化財かもしれない。冷泉荘の67年から学んだこと」)

また、吉原ゼミでいつも大変お世話になっている神吉オーナーのセミナーも聴講させていただきました。
「浜神吉マンション」で取り組まれている「自分好み賃貸プロジェクト」や、多様な入居者さんやまちの子供たちをつなぐコミュニティづくりのお話など、「寄り添う大家業」の考え方を学ばせていただきました。入居者さんやまちの人たちが求めていることを、不動産オーナーの立場から実践されていらっしゃいました。

その他にも、大阪の築100年超の文化財「青山ビル」さんのセミナーや、地域金融機関の方々が取り組まれているエリアリノベーションのセミナーを聴講。文化財であることを「価値」として広く社会に発信されている先進事例や、まちの金融機関が地域課題に向き合い始めた背景とその多様な取り組みなどを学ぶことができました。

(賃貸住宅フェア大阪会場「インテックス大阪」。立体トラス+膜構造が印象的な建物でした。)

今回のフェアを通して感じたのは、文化財とは特別な建物を保存する制度ではなく、「人が関わり続けることで育まれる価値」を認めてもらえる仕組みだということ。
冷泉荘はいろんな関係性の中で使われ、発信されることで価値を育んできた建物です。私たちはこれからも建物の背景や今の姿を丁寧に伝えながら、まちにひらかれた場所であり続けたいと考えています。機会がありましたら、ぜひ冷泉荘に足を運んでみてください。

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