現在、テレワークに取り組んでいるスペースRデザイン。
週5~6日、全員がオフィスに出社するのが当たり前だった私たちですが、
この未曽有の事態に、早急にリモート環境を整えてテレワークを開始することになりました。
自宅でのネット環境やパソコン設備、また仕事の状況がそれぞれ違ったのですが、
意見を出し合い柔軟に協力することで、比較的スムーズにテレワークへの移行ができたのではないかと感じています。
働くこと、暮らすこと、自分の意識の変化について、振り返りたいと思います。
(2020年1月)スペースRデザインオフィスの様子
まずは、オンラインでのコミュニケーションが格段に増えました。
週に1度、全員で仕事の進捗を共有するミーティングを行っています。
これまでは全員が顔を合わせて行っていましたが、現在はzoomを利用したオンラインで実施。
場の空気感とか、その人の表情とか、オンラインだと読み取るのは難しいですが、
事前の資料準備を丁寧に行うこと、いつも以上に相手の意見を注意深く聞くこと、議論が進みやすいようにツールを活用することなど、工夫できることがたくさんあると感じています。
また、私たちは2年ほど前よりパーセント社員の岩永さん(20%正社員)、須部さん(5%正社員)と一緒に社内のチームビルディングに取り組んでいます。
会社理念やビジョンの共有、そこから派生するチームや個人の状態目標を設定し、
組織と個人の力を高めていく取り組みなのですが、
その過程で、お互いを理解し合うグループワークや対話を重ねてきました。
社員同士の特性を理解しコミュニケーションが取りやすくなっていて、
働きやすい文化がつくられてきています。
そのためオンラインになっても、特に仕事の障害を感じていないのが正直なところです。
この信頼関係は、私たちのテレワークができている大きな要素だと思います。
2019年12月のグループワークの様子
そして、初めてのテレワーク。生活もがらりと変わりました。
朝起きて、身支度をし、これまで通勤に使っていた1時間でちょっと家事をしてみる。
仕事の合間の休憩は、家のキッチンでコーヒーを沸かし、窓越しに外を眺める。
1日の時間の使い方が大きく変わり、自分の思考回路も大きく変わっている気がします。
通勤のときに自然と眺めていた電車の広告や、目の前の人の服装、まちの雰囲気などの情報が一旦自分に入り込まなくなっていて、物理的な環境の変化が少なくなったように感じています。
ただ、入ってくるものが少なくなった代わりに、自分から積極的に調べごとをする時間は増え、
興味のある情報へ触れる量は増えています。質の良い情報に触れること、情報の偏りがないように工夫していくことが大切だなと改めて思います。
また、これまでは「暮らしの空間」として存在していた家が、テレワークにより
「仕事+暮らしの空間」へと大きく変化しています。
たとえば、仕事用のデスクや椅子、それが置ける空間、仕事のON/OFFが切り替えられるアイテムやインテリア、ふとしたときに休憩できる空間など、これからの家に必要な要素がみなさん思い浮かぶのではないでしょうか。
自分のライフスタイルに合わせた、精神的な充足を満たしてくれる空間へよりシフトしていくような気がします。
「”生活×仕事” が織りなす暮らし- SOHOという住まい方」※2017年4月の記事ですが、お部屋の使い方が参考になると思います。(SOHO:Small Office / Home Office(スモールオフィス・ホームオフィス)の略)
社会の変化、それによる個人の生活の変化が急速に起こっている今、
自分自身の働き方、暮らし方、生き方について、時流を読んで考え続けること
暮らしに本質的に必要なことはなにか、前向きに問い続けること
答えが出るのはまだ先になりそうですが、引き続き考えて過ごしたいと思います。
スペースRデザイン しんの