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スペースRデザイン
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6月4日、新高砂マンション409号室にて学生インターン第2回目となるイベント『解体ミュージアム』を開催しました。

私たちはスペースRデザインでのインターンシップを通し、この部屋を未来の入居者さんに向けて再生させていく中で私たちにできること、どのような場所にしたいかということを考えています。

第1回には解体を楽しむワークショップを行いました。解体をもっと身近なものとして見つめる機会として、5名の参加者さんと一緒に壁・床の解体とその廃材活用まで一日を通して体験しました。
今回はそのようなことが起こった409号室という場所を広く開きたいという思いが強まり、前回の解体現場やほどき取った廃材から作ったアート作品を見ていただくミュージアムを企画しました。
展示を考える上では光景としての映り方や部屋の活かし方を意識しました。またその中でも、この部屋再生ではご来場者さん一人一人がその一部となっているということを、展示の中にも参加型の要素として取り入れました。

前回録音した解体作業音から作っていただいた音楽を聴きながら、陽だまりの中見てもらえた部屋と展示をご紹介します。

部屋の中心には解体ワークショップで切り取った床下の根太を、木のオブジェとして据えました。
解体は断絶や終わりではなく、新たな息吹へと続いていくものという思いを表しています。来場者の方に映っていただいたチェキを吊るして広げていきました。

廃材となった床板にはペイントを施し、前回描いたロゴのまわりに一枚ずつはめ込んでいきました。
床板を敷くという体験が貴重だという声が多く聞こえて嬉しかったです。


たくさん写真を撮ってもらえて感激でした!

使わなくなる襖を枠縁まで戻し、作業開始前の部屋や前回のワークショップの写真を展示しました。こうして見るとインターン開始から長い時間が経ったようで、この部屋にとっては毎回歴史を刻んでいるのだなあとしみじみ身が引き締まりました。私たちもこの部屋で学ばせてもらったことがたくさんあります。
押し入れの壁にも記録映像を照らしました。

そしてインターンのプロジェクトについてお話させていただきました。聞いてくださった皆様にご質問やご意見を頂き、私たち自身インターンシップについて新しい視点からも考える契機となりました。

最後に壁面塗装のDIYです。前回はここの床を剥ぎ、今回は壁を塗りました。見違えるように変わりながらも以前の面影と記憶も漂うような、不思議な空間になってきています。

今回、廃材を直接的に利便性のある何かの材としたわけではありませんが、解体や古いものの面白みについてそれぞれの方に立ち止まって頂ける時間を作り出せれば、アートも一つの活用法だと考えました。

賃貸物件のオーナーさん、空き家再生の仕事をされている方、インターンの様子を見に来てくださった方、普段このような分野と接点がなくともワークショップに興味を持ってくれた方など、様々な方向から集っていただき、解体現場を開くという狙いを実現できたと思います。お互いのことをお話しながら部屋やアートを作っていく一日は私にとって記憶に残りました。

解体は古くなったものを取り壊してしまう切ない面もありますが、今回のようにそれを通して得られる愛おしい気持ちや、また新しい活かし方ができるものの”先への再生”という、柔らかく新しい面も持ち合わせています。
足を運んでいただいた方、この記事をお読みくださっている方にとっても解体ミュージアムがふと思い起こされるような記憶や景色になっていたらと思います。ありがとうございました。

福岡女子大学 4年 中塚彩


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