中央区にあるテラスシロガネ。
前回のマガジンでお知らせした1階と2階の工事が完了しています。
どんな風に変わったか、まずは1階。
床と間仕切りを撤去することで物件の特徴が明確になりました。
優しい光が入る心地よい空間です。
そして2階。
元々室内にあったクラシカルな要素を活かしつつ、全体を同じ色にすることで、ちぐはぐだった大小2つの空間に統一感が生まれました。現時点ではあくまでベースなので、ここに入居者さんの家具などが入ることで見え方が大きく変わると思います。
なかなか空室情報がでてこない白金エリアの中でも特徴的な空間。
5月25日(土)に見学会を開催するのでご興味ある方はぜひご見学いただければと思います。
今回の建物のコンセプトは「shirogane distance(シロガネディスタンス)」。
建物を構成する要素は、建物、まち、物件、オーナーさん、入居者さん、社会状況・・・など様々ですが、今回はまち(白金)を軸にコンセプトを設定しています。
テラスシロガネがある白金。
このエリアには小学校があります。そして通学する子供達のことを配慮してか歩道が広く歩きやすい。また、スーパーや八百屋さん、公園やコインランドリーなど生活利便施設がそろっています。その一方で、周辺には個性的だけどどこか品を感じるお店が点在しています。
都市計画の用途地域でいうと、
白金は「第二種住居地域」、そして白金周辺の薬院・高砂・那の川は「商業地域」。
つまり、白金は「商業エリア」に囲まれた「住居エリア」だということ。
そして、そんな特異なエリアだからこその風景がここにはあります。
手をつなぎながら帰宅している親子。
おしゃれな二人組が洗練されたお店に入り、お酒を飲みながら楽しんでいる。
どちらかに寄りすぎることなく混ざりあう風景。
そんな白金らしい風景を大切に、まちの変化や周辺店舗とのバランスを意識しながら、建物内だけでなくまちも含め複合する建物を目指します。
スペースRデザイン 小林