シリーズでお送りしております「トモオカガーデンハウス」プロジェクトの紹介マガジン。
今回は建物再生の過程で取り組んだワークショップの様子をご紹介します。
「住まいづくりをもっと楽しみたい!」というオーナーの想いから、建物再生の過程をDIYで進めているこのプロジェクト。
できるだけ多くの方にも住まいづくりの楽しみを知ってもらいたいと考え、PJの過程において計3回のワークショップを開催しました。
今回実施したワークショップは
①「木製内窓づくり」~古い建物ならではの暑い、寒い・・・。そんな不快を解消すべく、お手製の木製内窓をDIYします。
②「壁・天井・古い建具の塗装」~元和室の天井塗装、古い建具の塗り替え・壁塗装などなど、いろんなところを塗り上げます。
③「玄関建具づくり+フローリング貼り」~軽くて柔らかい、木の良い香りを感じるパイン材の無垢フローリングを、参加者全員で床に貼っていきます。同じくフローリングを使って、玄関扉の製作も行います。
の3つ。
よくワークショップで開催される塗装のような軽めの内容から、内窓サッシづくりというマニアックな内容まで、せっかくワークショップとして外部の方に参加していただくのならば、しっかりと正しい方法を知っていただきたいという想いから、それぞれのワークショップには講師としてプロの職人さんをお招きし、ワークショップ当日はみっちりレクチャーしてもらいながら実行しました!
内窓サッシワークショップの様子
塗装ワークショップの様子
玄関建具づくり+フローリング貼りワークショップの様子
ワークショップには、学生さんやオーナーさん、自分の仕事に活かしたいというセミプロみたいな人など多様な人たちが参加され、休憩中や作業中になぜワークショップに参加したのか、実際に作業してどうだったかなど、参加者同士で自然と意見交換がなされていたのが印象的でした。
塗装ワークショップではDIY自体初めてという参加者の方もいて、他の参加者の方からアドバイスをもらったり、どんどん塗装がうまくなっていくのを皆で見守ったり。
内窓づくりや建具づくりなどは参加者のオーナーさんが自らの物件の再生に活かしたいという思いもあってか、講師の職人さんにより具体的な方法を質問したり、DIYで実践可能か真剣に検討されている姿が印象的でした。
開催期間前後でコロナ感染者が増加したことで、ワークショップを開催するべきかも悩みましたが、それでもこの貴重な体験を多くの方にシェアし住まいづくりの楽しさを感じてもらいと思い実施した今回のワークショップ。
参加者それぞれの立場から、住まいづくりは楽しくてもっと多様なかかわり方ができるものなのだと、少しでも感じていただけたのなら嬉しく思います。
ご参加いただきました皆さま、講師として来てくれたDIY職人さん、どうもありがとうございました!
さて今回のワークショップを経て、ますます完成に近づいたトモオカガーデンハウス。
いよいよ完成が近づいてきました。
完成後の様子は近日中に報告いたします。
どうぞ楽しみにお待ちください!
スペースRデザイン いとう