梅光園にて始まった新しいプロジェクト。
建物名は日の宮ビル改め「テラス六本松」です!
2017年築、御年6歳の築浅ビルということもあって、外観や内装はとてもきれい。
そもそも手を加える必要があるのか?という問いから工事の計画はスタートしました。
話は少しわき道にそれますが、個人的にはリノベーションには2つの意義があると思っております。
一つは、リノベーションならではのデザイン。
新築の建物では表現できない、元々の形にあとから手を加えることによるライブ感とでもいうか、あぁリノベーションだからこそのデザインだな、と感じていただける(好き嫌いはあるかもしれませんが)のはリノベーションの持つ一つの魅力だと感じております。
そしてもう一つは、エコであるということです。
直せば使える建物を壊して新たに建て替える。そのこと自体は悪いことではありませんし、そうしたほうが経済的合理性があるというケースもあると思います。ただ、一方でちゃんと直せば使えるものはちゃんと直して使い続ける、ということはお財布にも環境にも優しい、建物のエコな運用方法です。
話は本題に戻りまして、今回のテラス六本松の場合、2つ目のエコであるかどうかということに何度も考えを巡らせました。
築6年のビルに、果たしてどこまで手を入れる必要があるのか、、。
その結果として、使えるものはそのまま使い、建物のブランディングの為に最低限必要だと判断した工事のみを実行に移すことにしました。
※工事中の様子
築浅のこの建物の時間軸を考えた時に、5年後、10年後、20年後の社会は私達の想像を超えて劇的に変化しているのではないでしょうか。
そのまだ見ぬワクワクする未来にそなえ、現時点で大きく手を入れるのではなく、可能性を広げるために時代の変化を受け入れることのできるニュートラルな状態に常に建物を整えておく。
そうすることで多様化する入居者さんの受け皿となり、時代毎に微調整を繰り返しながら柔軟にビルも進化していくようなイメージです。
「テラス六本松」
建物のコンセプトは「neutral(ニュートラル)」です。
まもなく工事は完了予定です。
7/15(土)には見学会も予定しております。
見学会詳細:https://www.space-r.net/event/terasu6_20230715
皆さまぜひ、再始動したテラス六本松を見に来てください!
建物や部屋の情報は下記からご覧ください。
建物詳細:https://www.space-r.net/rent/terasu-6
いとう