ページの先頭です
ページ内移動用のリンクです
サイト内のメインコンテンツへのメニューへ移動します
サイト内共通メニューへ移動します
本文へ移動します
スペースRデザイン
ここから本文です

築50年の木造戸建て3棟と、住人専用のプライベートな中庭から成る「トモオカガーデンハウス」。

今年の4月から工事と3回のワークショップを経て、夏ころには職人さんによる本工事が竣工し、そしてその後オーナーによるちょこちょこDIYを経て10月頃に無事竣工を迎えました。


※A棟 ミニマル


※B棟 奥の屋


※C棟 Light House

耐震補強や断熱強化など、戸建ならではの改修工事や、オーナーやワークショップによるDIYを組み入れた改修といった通常のリノベーションとは違った流れで改修を行ったため比較的長期間の工事にはなりましたが、より多くの方に改修の過程に関わっていただくことができたのではないかと思います。


※ワークショップの様子

そんなトモオカガーデンハウスの竣工時には建物の見学会と戸建活用の事例説明会を現地で開催させていただき、長い工事期間中、中がどうなったのか気になっていた近隣住民の皆さまや戸建活用に興味のあるオーナーさんなど多くの方にトモオカガーデンハウスを実際に見て、触れて、ここでの取り組みを知っていただきました。


※見学会の様子


※説明会の様子

ご来場の皆さまは一様に、ビフォアの写真と現地のアフターの様子を見比べ「きれいになったねー、変わったねー」と驚いてくれていましたが、何よりこの建物が廃墟同然だったころを知っている近隣住民の方が、ここがまた新しく活用され、このエリアに活気が生まれることを喜んでいたのがとても印象的でした。

近所に住んでいるおばあちゃんたちが見学に来て「この建物に以前住んでいたなになにさんは~、その前は~、元々この辺りは~だったんだよ」と私たちも知らないこの建物やエリアの歴史を井戸端会議的に話されていたのを聞いて、今回のプロジェクトもこのエリアの新しい歴史として語り継がれていくのだろうか、とちょっとノスタルジックな気持ちになりました。

何はともあれ、トモオカガーデンハウスプロジェクトはこれにて一端の終了を迎え、築50年を越え、長い間空き家のまま放置され、取り壊されるのを待つばかりだった建物と空き地は、また新しい歴史を刻み始めました。
ちなみに、3つの戸建はそれぞれ新しい入居者を迎え、これから共通の中庭をもつちょっと変わった3棟の木造戸建での新しい暮らしが始まります。

古いものにきちんと手を入れて、大切に住み継ぐーそんな暮らしに共感した3世帯が、それぞれのペースで暮らしを育み、お庭を介してゆるやかにつながる。
これから、トモオカガーデンハウスがそんな心地良い暮らしと関係性を育むきっかけになれたら嬉しいです。

いとう


お問い合わせ
Tel.092-720-2122
受付時間
9時~18時
定休日
日・祝日