次世代まちづくりスクール(主催:エンジョイワークス)の吉原研究室(第3期目)第1回ゼミが、天神パークビル屋上のアウトドア&プライベート空間「SKY FRONT PARK」で開催されました。
吉原研究室の方々をはじめ、屋上の場づくりにご協力いただいた村田さん(建築/デザイン murata/大牟田)、中村さん(のあそびlabo/熊本県荒尾市)、野北さん(ゲストハウス ことのは/糸島市)、不動産オーナーさんなど、全国から15人ほどの方にお越しいただきました。ありがとうございます。
当日のプログラムは、「SKY FRONT PARK」のお披露目、スペースRデザインの最近の不動産プロデュース事例のご報告、そしてプチパーティでした。
テープカットから始まりました。
「次世代不動産価値創造セミナー」(スペースRデザイン)
夜のプチパーティでは、参加者のみなさんが取り組んでいる活動や、日々の仕事の中で感じている新しい不動産の動きなどの情報共有が行われました。
2020年、天神パークビルは屋上に隣接する区画をリノベーションし、週の半分をテンジン大学さんのオフィス、それ以外の時間を天神パークビル入居者専用レンタルスペースとして運用を開始しました。その運用を通して屋上空間活用の可能性を探り、2022年秋、ついに室内区画と屋上空間をつなげて「SKY FRONT PARK」が完成。
従来の使い方や区画割りに捉われず、建物・まち・社会の状況を見極めながら、建物の将来像に向かってハード面とソフト面からプロジェクトを実践してきました。
屋上工事前。
屋上隣接区画の外壁に開口部を設け、木製引き違い戸とシャッターを新設。写真はウッドデッキ工事中。
ウッドデッキ完成後、タープ設置用の金具を取付け。
天神のまちは、再開発プロジェクト「天神ビックバン」の真っ只中。偶然か必然か、天神パークビル屋上は、その象徴ともいえる建築中のホテルを目の前に臨む立地です。
これからも多様なひとからのご意見をもらいながら、場を育てる実験を繰り返していく。その学び合う過程が、天神パークビルの未来をつくっていくことになると信じて。天神のまちなかにあるオフィスビルとして、引き続き屋上の可能性を考えていきます。
スペースRデザイン 新野