築年不詳の木造戸建てを、3つのテナントが入居する複合テナント戸建てへとリノベーションするプロジェクト「cobaco 六本松」。先日工事が完成し、リノベーション完成見学会とプロジェクト説明会をおこないました。
見学会には、ご近所の方や学生さん、オーナーさん、入居検討者さんなど、約20組の方にお越しいただきました。以前から現場が気になっていました!と見に来ていただいたり、新設した足場用階段について興味深くご質問いただいたり。皆さま本当にありがとうございました。
101号室。今回のリノベーション工事では、1階の壁、天井、床を作りこまない仕上げとしています。入居されるテナントさんの個性を出しやすく、入居時の改装費の負担をできるだけ抑えられたらという想いからです。
2階天井。断熱工事を実施し、建築当時の梁をあらわしにした仕上げにしています。
またプロジェクト説明会では、企画・リーシングを担当する小林から、建物・まち・社会・関わる人たち・賃貸市場などとどのように向き合い、企画を生み出しているかについてお話しさせていただきました。企画を考える上で土台となるさまざまな要素を洗い出し、何度もぐるぐる循環しながら考えて、一つのコンセプトをつくっていく過程です。
着工前のプロジェクト説明会、ワークショップ、そして完成見学会まで約2ヶ月。
工事期間中は積極的に場をひらき、足を運んでいただいた方といろんなお話しや作業をしながら、
「cobaco 六本松」が形作られてきました。この出会いは、これからずっと建物を支えてくれるものだと思います。
建物が変われば、そこに関係する人たちが変わり、まちも変わっていく。
建物を通して、そんな経験を何度もさせていただいている私たちだからこそできることや、伝えていけることを、これからも取り組み続けてまいります。
これからも「cobaco 六本松」をどうぞよろしくお願いします。
スペースRデザイン 新野
◎スペースRデザインが関わらせていただいた戸建て再生事例
- 「西浦ルービック」(福岡市中央区六本松1丁目)
元九大生向け住居から、複合テナント戸建てへ - 「茶山ゴコ」(福岡市城南区茶山)
住居から、ワーク&レジデンス戸建てへ - 「ピースハウス6号」(福岡市東区香住ケ丘)
住居から、多様なライフスタイルに対応できる戸建てへ