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スペースRデザイン
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ただいま絶賛工事中の六本松木造住宅

プロジェクトは気になるけれど、工事中の現場って近寄りがたい・・・という方も多いのではないでしょうか?

 

今回は、そんな工事現場をもっと身近に感じてもらいたい・地域に開かれた現場にしたいという思いから、実際に工事に触れてもらう「三和土(たたき)で土間づくりワークショップ」を開催しました。

 

三和土とは伝統的な建築素材で、昔から日本の住宅で土間の仕上げとして使われています。基礎が地面でないと施工ができないため、布基礎が主流となっている現代の住宅でははあまり見かけません。もしかしたらおばあちゃんの家で目にしたことがある人がいるかもしれませんね。

材料は、真砂(まさ)土・にがり・消石灰を混ぜ合わせたもの。これをたたいて乾かすと、コンクリートのように固い土間が100%自然素材で出来上がります。

 

講師として施工方法を教えてくださったのは、伝統工法を得意とする左官職人の藤井さん。

わかりやすく丁寧な説明で、普段の生活では三和土に関わることの少ない私たちも、楽しみながら作ることができました。

 

ワークショップの様子↓↓

 

▽before。緑のテープで囲われた部分を施工します。

地面には事前に砂利・土が敷き詰められ、この上に10cmほどの厚さの三和土を敷きます。

▽材料の真砂土。大きな石や枝が混ざってたり、粒の大きさにバラつきがあるのがプチポイント。

▽真砂土・にがりを溶いた水・消石灰を機械で混ぜ合わせます。

▽混ぜ合わせてできたのは、しっとりふわふわ・ごろごろの土。これが本当に土間になるのでしょうか?

▽職人の技に興味津々!

▽あとは、、たたくのみ!

「強い力で10回たたくよりも弱い力で100回たたく方がよりしっかりした土間になる」という藤井さんの言葉に、みんなのやる気も高まります。

▽ひたすらたたく。

 

▽ひたすら・・・同時並行している屋根工事の音を背中に浴びながら・・・

 

▽無心に・・・たまにおしゃべりしながら・・・

▽最初はふわふわしていた土が、たたくうちにだんだんツルっとしていくのがなんとも心地良いです。

▽そうして出来上がったのがこちら!

 

なかなか綺麗に出来上がりました^^

 

力を入れすぎると凹凸がついてしまったり、軽くリズミカルにたたいた方が案外綺麗になったりと、ちょっとした力の入れ具合で仕上がりが変わる手作業の面白さを感じました。

 

参加者の方以外にも、イベントを知ってくださった方がふらっと覗きに来られたりお話したりして、目標としていた「開かれた工事現場」の姿に少し近づいたのではないでしょうか。

ご近所さんが近く密集した場所だからこそ、”何をしているのかわかる”現場であることで、これからのご縁を繋げていけたらいいなあと思います。

 

また、伝統的な工法を実際の職人さんから直接教えてもらうという、すごく貴重な体験をさせていただけたことにも感謝です。藤井さん、2日間ありがとうございました!

参加者のみなさんも、お疲れ様でした!

 


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