久留米のコーポ江戸屋敷は、前オーナーのお父さま(前々オーナー)が建てられました。
約5年前に現オーナーが建物への想いを引き継ぎ、購入に至ったのですが
現オーナーの高校時代の同級生とコーポ江戸屋敷の設計者が元同僚であるという不思議なご縁により、
この度設計者をお招きし建設当時のお話しを聞く会が行われました。
まずはコーポ江戸屋敷を40年ぶりに見るという設計者の方に
近年の活動による敷地の変化とリノベーションされた部屋を見学いただきました。
歩きながら「当時のオーナーとこんな話をして外装のデザインした」
「ここはこういう意図でこの設計になった」など
次から次へと当時のことを思い出しては、あふれ出る話の数々!
デザインのことはもちろん、将来のメンテナンスのことを重視して設計されていたり
3棟が建つ時期がずれたことで、1棟だけタイミング的に当時最先端の設備機器(バランス釜から給湯器へ)が導入されていたり
私たちが管理や改修に携わる中で、謎だらけだったコーポ江戸屋敷を紐解くヒント・・・
というよりはズバリ答えを知ることができ、ただただ興味深いお話しばかりでした。
見学の後は職人シェアオフィスの職人さん達やオーナーさんと交流いただき
じっくりとコーポ江戸屋敷や当時の設計事情についてお話しいただきました。
そして、スペースRデザインが管理を行うようになり
コミュニティを手段として行ってきたここでの活動にとても共感いただけたことや、
「これから建物の価値を上げるには、敷地の魅力をあげることが大事でしょう」と
まさに私たちの考えるこれからを見据えたコメントをいただいたことに感動しました。
もしかすると設計者には未来の姿が見えていたのではっ!?
と思うほど、最後まで面白いお話しを気さくにしていただき、楽しいお話し会となりました。
みやした