DIY賃貸・DIY ワークショップ 第2回/襖張替えリメイクを行いました。
前入居者さんがDIYして住んでいたお部屋をDIYワークショップでバージョンアップさせる企画。
DIY賃貸のお部屋の募集に向けた内装工事を一部DIYワークショップを取り入れて仕上げて行きます。
次に入居する方がついついDIYをしたくなるような、DIY心をくすぐるお部屋を目指します。
第2回は建具のリメイクで襖を張替えます。
建具は部屋の印象に影響を与える大事な要素の一つです。
普通は襖紙で張り替えるのですが、今回は部屋のデザインに合わせて壁紙を使って張替えて行きます。
ドラえもんに出てくるのび太君の部屋みたいな昭和スタイルの襖がどう変身するのでしょうか。
今回の参加者さんは、糸島市や大野城市からの参加や久留米市内と福岡市内の学生さんの参加もありました。
参加理由は、自分の物件でDIY予定があったり、古い物件の活用プランを考えてあったりと、前回と同じく具体的な目的のある参加者さんが多かったです。それと襖張替えのワークショップ開催が珍しく、ぜひ参加したかったという声も。
コーポ江戸屋敷では初開催となった襖張替えワークショップ。
作業工程が多いので時間内に終わるのか、上手く行くのか未知数なワークショップの始まりです。
まずは襖と道具の説明のあと、2人1組に分かれて全部屋の襖張替え作業に移ります。
襖の構造は障子のような格子に下地となる厚紙が貼ってあり、その上から襖紙が貼られて、ぐるっと周りを木枠で留めてあります。
最初の工程は襖の枠と取手をミニバールを使って外し、表面の襖紙を1枚剥いで行きます。薄い襖紙が何枚も重ねて貼ってあります。通常の襖張替えは新しい襖紙を貼り重ねるケースが多いです。1枚剥いでみると同じ柄の襖紙が出て来たり補修の跡が現れました。
作業に集中しすぎて襖紙を破ってしまうアクシデントも・・・(笑)
追加で補修方法を実施して無事にリカバー!
次の工程では壁紙をそれぞれの襖のサイズに合わせてカットし、壁紙に糊を塗って行きます。壁に壁紙を貼る作業とほぼ同じですね。
作業の合間には、みなさんのDIY体験の話や建築系の学部に通う学生さん達の将来の仕事の話など、おしゃべりしながらの楽しげなワークショップになっていました。
襖本体に壁紙を貼って余分な部分は裏に折り返します。折り返した部分をタッカーで下地に固定して、壁紙の糊が乾くのを少し待ちます。
頃合いをみて最後に襖の周りに外していた木枠を元の位置に取り付けて完成です!
襖の張替えは手順も多く難易度高めなDIYと思ってましたが、DIY経験のある参加者さんや熱心に取り組む学生さんのおかげもあり、一つ一つ作業を進めていくと無事きれいに仕上がりました。
作業を始めるまでのハードルは高いですがやってみると意外と出来てしまう、DIYらしい感覚を再発見するワークショップとなりました。
今回DIYワークショップを行ったお部屋、仕上げ内装工事も終わり入居募集を開始しました!
お部屋自体は完成していますがさらにDIYで手を加えることも可能です。
DIYが好きな方やDIYをやってみたい方、おすすめのひと部屋です。
H&A brothers 半田啓祐