こんにちは
突然ですが、みなさんの部屋の壁紙は何色でしょうか
私が育った家は白色、今住んでいる家も白色。きっとそんな方が多いのではと思います。
大阪に本社を構える輸入壁紙専門店『WALPA』さんは個性豊かで見ていて楽しくなる壁紙を取り扱う輸入壁紙専門店。なぜ輸入壁紙かというと、そもそも日本の壁が白ばかりというのに疑問を感じたことが始まりだったそう。
日本の壁紙は畳の短辺にあわせた長さで作られているため幅が約90cm、それに対して外国では約50cm幅のものが主流。裏地の材料も日本は紙が一般的なのに対し、外国では不織布(フリース)が多く職人でなくても施工がしやすい仕様が一般的。
それは、日本の建物が間仕切りの文化であり壁紙文化が発達しなかったという経緯があるようですが、コンクリート建物があたりまえになった現代では、壁紙をどうするかということは部屋を楽しむ重要なポイントといえます。
WALPAさんは「全人類職人化計画」ということを掲げ、これまで職人技であった壁紙貼りを、扱いやすい仕様の壁紙を普及させることで、気軽に楽しめる壁紙文化を広めることをミッションとされています。
先日、WALPA store FUKUOKAでおこなわれている壁紙貼りワークショップに参加してきました。店舗ではこのような貼り方ワークショップが定期的に行なわれています。(日程などはWALPAさんのサイトへどうぞ)
今少し書いたような壁紙についてや施工するのに適したのりの種類の選び方
そして貼り方のレクチャーを聞いた後に、大きな面を使っての壁紙貼りの実践をします
この日は私を含め参加者6名。2人1組になって壁紙を貼っていきます。
作業としては【壁面にのりを塗る>>壁紙を貼って圧着>>余分をカット】の繰り返し。
のりは1度に全面塗るのではなく、1幅ずつ塗っていきます。
壁にのりを塗り
ブラシで圧着
余分をカット
のりはローラーを使って壁面につけていくのですが、少ないとつきが弱いし多すぎると壁紙を圧着するときにのりで浮いてしまったりと、適量を塗ることがスムーズに施工を進めるにあたって重要でした。
右利きの人は左から、左利きの人は右から貼り進めます。
貼って切るのの単純作業ではありますが、しわや寄れ、まっすぐなっているか、模様があっているかなど細かいチェックが仕上がりの良しあしに影響します。幅が50cmほどの扱いやすい壁紙なのでチェックする余裕がや微調整などができますが、日本の従来の壁紙だと厳しいなと、改めて壁紙職人さんの技のすごさを認識。
作業を進めていくごとに少しずつ仕上がりもきれいになりました!
やはり、1回体験してみないと分からないコツやさじ加減がありますね。
WALPAさんは貼るための道具やのりも施工の手順に合わせた最適なものを独自で開発されています。
貼る壁の種類や場所、材質から用途などに応じて、適した施工方法と壁紙の仕様があり、店舗スタッフさんにそれらを尋ねるととても丁寧に教えてくださいます。この日ワークショップに参加した方々は、「新しくオープンするお店の内装に使用する壁紙を店舗で選んだので実際にレクチャーを受けに来ました」ということでした。
貼り終えたあとは達成感でいっぱい。そして貼った壁には愛着が。
例えば部屋を借りるとき、部屋の広さや設備の良しあしの条件を少し緩めて、好きな壁紙や家具をのために余裕をもたせておく。そうすることで部屋を借りてからの楽しみがうんと広がるのではないでしょうか?
洋服においても、服のデザインや素材を楽しむのと、少しリーズナブルな服たちを組み合わせる楽しみ方とあるように、部屋にもいろんな楽しみ方があっていいのではないか。
WALPAさんは、私たちにそんな部屋の選択の仕方を気づかせてくれます。
梶原
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◎輸入壁紙専門店WALPA/株式会社フィル
本社:大阪府大正区
◎WALPA store FUKUOKA
福岡市博多区博多駅南4丁目19-5山王マンション1階(2017年11月閉店)
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