気がつけば不動産業に携わり間もなく八年が経とうとしています。
日々いろんな建物とめぐり逢い、いつも感じることは「建物にも想いや縁があり、オーナーの想いは物件に吹きこまれ、建物はオーナーの鏡である」という事。
入居期間が短く、空室が多い物件というのはオーナーの愛情不足が原因のひとつかもしれません。(あくまでも私の個人的見解ですが)
賃貸物件所有の理由は様々ですが、その多くは資産形成や税金対策でしょう。そこには入居者の快適さや安らぎといったソフトな面はあまり重点が置かれていないのが世の常であり仕方のない部分かもしれません。
幸運にも弊社に物件探しを依頼される方の多くは「突き詰めるとオーナーの想いのある物件」を求めているように感じます。
意識せずにごく自然な感覚で親が子供の面倒を見る様に、建物にも自然な愛情を持ったオーナーの物件には、そこに住むに相応しい入居者とのご縁があるのです。
仕事柄、大名近辺を自転車で廻りますが、つい先日、何度も通ったことがある道沿いに、ほっとできる空間を見つけました。
それは数百年間、人々や土地の変化を見守ってきた大木のある空間です。
これだけ開発し尽くされた中央区大名で生きながらえて来たのにはきっと、勝手な人間の都合では無くならない程の”生命力と想い”があるからではないでしょうか。
この木がこれからも末永く生き続けることを願います。
SRD 想いを伝えるリーシング 青柳