6月にスタートした「駅前1丁目ビル」(1959年完成)再生プロジェクト。
オーナーさんの目標、建物、まち、市場調査、等から、ビルテーマを“ひと まち 文化をつなぐクロスラウンジ”に掲げ、1階から3階の全フロアをスケルトンに戻すことからプロジェクトをスタートしました。
7月12日の“ビル開き”は、このビルの新たなスタート地点と位置づけ、ビルテーマ、プロジェクトを来場した人に知ってもらうことを目的に開催しました。
この“ビル開き”の告知は、3日前という短い期間でしたが、福岡都心部に位置し、JR「博多」駅から徒歩8分、地下鉄「祇園」駅から徒歩2分の好立地であること、全てのテナントが退去し、全フロアがスケルトンとなった状態でスタートするプロジェクトでもあったためか、ビルオーナー、拠点を求めているユーザー、建築・設計者等で定員としていた20名が埋まり、関心の高さが窺えました。
“ビル開き”当日は、14:00から14:30をビル内の見学時間とし、14:30から15:00をプロジェクト、ビルテーマ等の紹介、15:00から交流会でイベントを進めました。
来場した皆様からは、全フロアがスケルトン状態となったビルを見る機会が、これまでなかったため、一様に驚きと、これから変化していくことに対する期待が膨らんだ様子が見て取れました。 また、北側の窓、及び、屋上から承天寺の木々、庭が望めることについて、この場所の豊かさを感じ、評価する声をいただきました。
ビルテーマ、プロジェクト等の説明では、これからのビルの方向性を決めたテーマに“ひと まち 文化をつなげるクロスラウンジ”とした理由を次のキーワードを基に説明。
・オーナーの目標とするビル像
・旧地名 “上辻堂町(かみつじのどうまち)”
・国鉄「博多」駅があった頃のまちの様子
・3階で当社が企画・運営するラウンジ付のオフィス
STUDIO+OFFICE with LOUNGE「辻ノ堂ラウンジ」
その後の交流会では、築56年を迎えるこのビルの新たなスタートとテーマに掲げたビル像となることを祈念し、オーナーさん、来場者の皆様で乾杯し交流するひとときとなりました。
交流会中に夏の風物詩である山笠の“追い山ならし”が始まり、承天寺前で折り返す山笠を皆様と一緒に屋上から見ることが出来ました。
この時の様子は、これから目指していくビル像と重なるもので、来年以降も、オーナーさん、入居者さん達と、ここから山笠を一緒に楽しみたいと感じるものでした。