コーポ江戸屋敷では、久留米の職人さん達が集い、1部屋を自らでリノベーションした
職人シェアオフィス「BASE」を完成させ、先日お披露目完成見学会を行いました。
植木職人・電気・大工といった各業種の職人が集まりつくったシゴトバ。
正直、男性の職人さんだけでデザインしたとは思えないほど繊細で、カッコいい素敵な場となりました。
壁に施された横縞の木は、装飾のみならず木板を差し込むとカウンターになったりと
家具を置かずして、実用性を備えた仕組みがたくさん。さすが職人の知恵!です。
また、リビングの中心にあるミーティングテーブルが掘りごたつになっているため
床に座ることで、天井に高さを感じほどんど間取りは変わっていないのにとても空間が広く感じるのです。
もうひとつ部屋が広く感じる理由としては、室内から伸びたようにつながるベランダデッキです。
ベランダの屋根〈パーゴラ〉が室内に伸びているような仕掛けがされていたりと
とても贅沢な空間に感じる、驚きのポイントがたくさんありました。
そしてこの日は、竣工を祝う“もちまき”をベランダのパーゴラの上から行いました。
もちまきを聞きつけて集まった子供たちがたくさん!
とても賑わい、拾ったお菓子やおもちをみんなでベランダに座って食べるといった光景もみられ、
なんだかみんな家族の様(笑)
さらにこの職人シェアオフィスは、エアコンのいらない快適な暮らしをデザインする「パッシブデザイン」を盛り込んだリノベーションになっており、
室内を屋外の温度を測りながら室内を快適に保つ、ちょっとしたエコ実験を行っていました。
見学会の翌日は、その実験結果から熱の科学を読み解くことで作れる快適な暮らしについて学ぶ少しオープンなワークショップを行いました。
昨年行ったコミュニティデザインを学ぶカレッジの続編で、今回は夏本番を前に暑い季節を乗り切るための知恵を、入居者さんを含め多くの方と学びました。
これなら私もできそう!と思うくらいのちょっとしたことで快適な暮らしってつくれるんです。
みなさん、体感してなるほどと実感しておりました!
このように、少しずつ実験的ではありますが、「快適な暮らしは自分たちでつくれる」ということみなさんで楽しく実証していけたらと思います♪
とっても濃い2日間となりました。みなさまありがとうございました!