スペースRデザインのグループ会社である吉原住宅では、新たな人材として
「営業学術＋コミュニティデザイン職」（契約社員）と「学生有償インターンシップ」を募集します！
吉原住宅は築100年を目指したビル経営を行っている会社で、
2003年山王マンションにて福岡ではじめての賃貸リノベーションに取り組みました。
それから現在に至るまで、賃貸経営とリノベーションの可能性を追求し、
「山王Rプロジェクト（2007年）」「リノベーションミュージアム冷泉荘（2008年～）」など、経営するビルにおいて多くの社会実験的プロジェクトに取り組んできました。
また、そのプロジェクトを不動産オーナーさん達との学びの場とし、情報交換を行う「オーナー井戸端ミーティング」を主催しています。
2008年には不動産コンサルティング部門を分社化。スペースRデザインが生まれました。
そして2社が協働してビンテージビル文化を創り発信していくうえで、
・吉原住宅は「ビル再生の実験・研究、文化発信の場」
・スペースRデザインは「ビル再生の実践の場」として、
それぞれの専門領域を、より深めていくことになりました。
募集要項など、詳細は「人材募集ページ」をご覧ください。
このマガジンでは、私たちの考える、営業学術・コミュニティデザイン職とは？を書きたいと思います。
「営業学術」
不動産分野では聞き慣れない言葉かもしれませんが、
建物再生ストーリーの深堀りとその理論化を目指す、研究開発者のような存在です。
例えば、山王マンションがリノベーションをはじめとするいろんなプロジェクトを行ってきた過去20年間の経営データを、さまざまな角度から分析。取り組んできたことが、建物経営や建物に関わる人、まちにどのような変化を生み出したか、という分析を行います。
そのアウトプット先は、勉強会や学会、広報物など。
また分析から得られた結果と考察は、他の不動産再生企画へと活かされ、未来のビンテージビル創育の資源となります。
取り組みをプロジェクトや建物ごとにまとめた「タブロイド紙」。
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「コミュニティデザイン職」
吉原住宅では学びの場として、自社物件で得られた知見をもとに様々な勉強会の場を企画・運営してきました。その学びの場は、カレッジ、見学会、ワークショップなど多岐に渡ります。その場づくりを一緒におこなうのが、コミュニティデザイン職の仕事のイメージです。
私たちが企画するうえで大切にしているのは、
その「場（コミュニティ）」自体を、参加者のみなさんと一緒に育てていける関係性を築くこと。
それは、主催者とお客さんという一方向の関係性ではなく、
お互いに学び合い、気付き合えるような双方向の関係性を育む “きっかけとなる場”の設計です。
営業学術、コミュニティデザインどちらにも興味がある方でも、
どちらか一方に興味がある方でも構いません。
その方の興味や得意分野、仕事に充てられる時間と照らし合わせながら、一緒に仕事をつくっていけるような関係性が築けたらと思っています。
今この文章を書いている私は、前職は新築住宅メーカーに勤めていましたが、もともと新しい技術や考え方を作り出したり発信したりする仕事がしたいと思っていたことと、いろんな人の想いや歴史が詰まった建物に強い魅力を感じ、そんな建物や関わる人の想いを深く知りたいと思い、４年ほど前に入社しました。今は学術と広報企画を軸に、吉原住宅・スペースRデザインが持つ様々な情報資源の編集、発信をしています。
「リノベーションミュージアム冷泉荘」夕涼み会の様子（2019年9月）
また実際の仕事では、それぞれがいくつかのPJやテーマを持ち、社内外問わずいろんな人たちと協働しながら仕事を進めています。
学術という軸がありつつも、PJやテーマによって、考える視点や分析ポイントなど、
取り組む業務も進め方もさまざま。
そのためマニュアルは基本的にないですが、
その分、枠に捉われない柔軟な発想で仕事を進めていくことができます。
私たち自身新しい出会い（人、もの、こと含め）の連続で、仕事を進める上では基本的にテーマに対してゼロベースで考えていくことが必要です。悩みながらも、それをおもしろがりながら、いろんな可能性を広げていける環境だと感じています。なので、
・未開拓分野で協働しながら道をつくっていくことを楽しい、とか
・自ら問いを立てて深く調べたり考えたりすることが楽しい
と思える方が来ていただけたら嬉しいです。
そして何より吉原住宅には、これまで経営する建物で取り組んできたたくさんの社会実験的プロジェクトと歴史があり、テーマとなる資源がたくさんあります。
その資源をどのようにビンテージビル創育に活かせるか、私たちと一緒に考えていきませんか。