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スペースRデザイン
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2020年4月、清川ロータリープレイスに新しい入居者さん「株式会社ブルースタジオ」さんをお迎えしました。建築デザインを起点として、まちづくり、不動産商品企画、ブランディング、イベント企画など多様な手段を組み合わせて一貫した不動産のクリエイティブ・ディレクションを行う、業界の最前線を行く会社さんです。
東京に本社を構えるブルースタジオさんですが、このたび福岡に新しい拠点「blue studio FUKUOKA OFFICE “souq”(スーク)」を開設されることとなりました。
ブルースタジオさんのお仕事のこと、福岡の新しい拠点「souq」のこと、マネージャー玉手さんにお話しを伺いました。


株式会社ブルースタジオさんの新しい福岡拠点「souq」マネージャー玉手さん(左)と井手さん(右)。souq内装完成直後に撮影させてもらいました。工事:西日本グッドパートナーさん、植物:マーラリッシュさん。清川ロータリープレイスの入居者さんです。

福岡拠点開設の想い~地方都市でも成立する社会課題解決のモデルを~

ブルースタジオさんの大きな特徴は、単なるモノのデザインとしての建築デザインではなく、物件を構成するさまざまな人の関係性までデザインし、不動産ディレクションにおける企画・設計監理・プロモーション等の一連の流れを一貫して行うことです。

「私たちは単なるモノのデザインではなく、モノ・コト・時間、そして“関係性のデザイン”をしています。」
落ち着いた口調で、熱く語ってくださる玉手さん。入社されて8年、事業用建物の不動産商品企画、設計監理に携わっています。


ブルースタジオさんの再生事例「ホシノタニ団地(神奈川県座間市 2015年 団地型社宅の活用と街への連鎖)」http://www.bluestudio.jp/portfolio/po000398.htmlより

「これまで東京を拠点に事業展開してきた中で、都心でしか成立しない投資回収の事業モデルだけではなく、地方において成り立つ社会課題の解決事業を展開していけたら、という考えが社内にありました。地方都市への支店開設は以前から話にあがっており、今回はじめて実現した形です。」(玉手さん)

地方都市の中でも、九州・福岡を選んだ理由は、
同社の専務取締役 大島氏らが2011年に立ち上げた「リノベーションスクール」(リノベーションを通して都市再生手法を学び、体験する場。北九州市で全国初開催)を開催する自治体が九州で増えており、機運が高まっていること
同社社長 大地山氏が鹿児島県鹿屋市ご出身であり、九州との縁が深いこと
九州各県に歴史・独自性のある文化が根付いており、地方都市としてのポテンシャルが高いこと
そして一昨年より韓国済州島、釜山でもリノベーションスクールが開催されるようになり、その中で福岡はアジアへの玄関口としてアクセスが良く、将来的に重要な場となること

これら複合的な理由から、九州・福岡にて社会的先進的なプロジェクトを進めていけるのでは、と判断されました。


souqのフライヤー。spinning a yarn from Fukuoka, Asia は“アジア、福岡から物語をつくっていく”という意味。

清川ロータリープレイスに構える「souq」への想い

福岡の拠点として清川ロータリープレイスをお選びいただいたことは、スペースRデザインにとってとても嬉しいことです。専務取締役 大島氏と弊社代表の吉原は以前より交流があり、15年来の関係性があります。当初は、コワーキングスペースを借りることも検討されていたそうですが、なかなかブルースタジオさんの描く理想の場が見つからなかったそう。
自分たちの望む環境がないなら、自分たちでつくろう!ということに。そこで吉原にお声がけいただきました。
「清川ロータリープレイスは、博多・天神まで程よい距離感ですよね。そしてスペースRデザインさんと一緒にシナジーを育んでいけると思っています」(玉手さん)


清川ロータリープレイスの入居テナントさん

「souq」は、イスラム語で市場という意味。多様性のあるいろんなものが集まっているイメージです。
ひと、もの、こと、情報が交錯していく場になればという想いが込められているそうです。
「地域に根ざした活動として、賃貸不動産・企業保有不動産の活用、公共不動産の活用、中心市街地再生、地域活性コンサルティングを展開していきたいです」(玉手さん)


中庭に開かれたsouqの様子


souq内観

また、souqでは区画内にシェアオフィスを運営。現在、入居者さんを募集中です。
「モノ・コト・情報が集まる、まさにスークにしていきたいです。地域に根ざし、共にシナジーを生み出していければいいですね。ブルースタジオの理念として、地域の人口減少・高齢化等、変化していく地域に寄与できるようなアクションしていきたいと考えているので、その想いに共感いただける方であれば嬉しいです。」

全2区画中、1区画はすでに入居者さんが決定。
先進的な製品開発をされている屋外照明メーカーさんの福岡営業所です。
建築関係だけでなく、イラストレーターやグラフィックデザイン、カメラマン、イベント関係の方なども嬉しいです、とのことでした。ご興味ある方はぜひブルースタジオ福岡オフィス souq さんまでご連絡ください。(詳細はブルースタジオさんの募集ページへ)


シェアオフィス区画

また、コロナウイルス対策として入室時のアルコール消毒、室内マスク着用、換気を行っています。
中庭に繋がっており開口部が大きいので、普段より中庭に開きながら仕事をされていました。

ひと、もの、こと、情報が交錯していく場へ

玉手さんは、事業用建物の不動産商品企画・設計監理、地域戦略コンサルティング、そしてsouqマネージャーとして九州でのネットワーク構築、souqの場作りを担当されています。
とてもエネルギッシュなお仕事。お話しの中でそのルーツを垣間見ることができました。

玉手さんは福岡県春日市ご出身。九州工業大学に進学され、徳田 光弘研究室にて建築・都市計画、地域デザイン・マネジメント、まちづくりの研究に従事されました。
在学中に北九州市でリノベーションスクールが初開催されることになり、立ち上げの学生スタッフとして関わる中で、価値観が大きく変わることになります。

「小さい頃からモノづくりに関わる仕事ができるといいなと思っていました。初期のリノベーションスクールに幸運にも関わることができ、建築という職能を通してモノだけのデザインではなく、関係性のデザインをしたり、社会をより良くしたり、人を幸せにできるんだな、ということを知りました。将来、これを仕事にしたいと思った人生の転機ですね。」(玉手さん)

このたび一緒にsouqで働くこととなった井手さんも、同じく徳田研究室のご出身で玉手さんの後輩。学生時代から志を同じくしていた仲間が、社会で再び交わるとはとても深い縁を感じます。

「九州、地方からの問合せにフットワーク軽く対応し、地域に根ざして、寄り添った活動を展開したいです。コロナウイルスが終息してからですが、オフィス開放デーをできないかと考えています。九州、地方都市の未来を語り合う企画など、まさに人・もの・ことが集まる場にしていきたいですね。」

福岡オフィス開設前は、東京オフィスでお仕事をされていた玉手さん。ご結婚と出産を経験され、仕事と子育ての両立にとても苦労されていたそうですが、偶然にもご主人さんが福岡転勤に。ブルースタジオ福岡拠点開設の話も進み、福岡に住まいを移されました。
「今は、両親の助けも得ながら子育てをし、仕事にも取り組めています。誰もが得られる環境ではないと思いますし、本当に幸せな環境だと感じています。仕事と子育て、どちらも諦めずに続けたいです。」

エネルギー溢れる「souq」。すでに清川ロータリープレイス入居者さんとも自然な交流があり、仕事のシナジーを生み出されています。
ここ清川から紡がれていく新たな物語が、楽しみでなりません。

スペースRデザイン しんの

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blue studio FUKUOKA OFFICE “souq”
福岡市中央区清川2丁目4-29 新高砂マンション 1F 清川ロータリープレイス 107
シェアオフィス募集ページ:http://www.bluestudio.jp/bs_news/011129.html
instagram:https://www.instagram.com/bluestudio_souq/

株式会社ブルースタジオ
東京都中野区東中野1-55-4 大島ビル第2別館
WEB:http://www.bluestudio.jp/


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