我々スペースRデザインが運営する天神パークビルにこの度、実験的要素の新区画が誕生しました。
この区画は、「一つの空間をオフィス×レンタルスペースでシェアする」という新しい仕組みで運営されます。
一般的なシェアオフィスは一つの空間を同時に数人がシェアします。
一般的なレンタルスペースは異なる人が、自分の予定に合わせて都度予約し、空間を使用します。
新しくできたこの区画は、週の半分程度を特定の企業にオフィスとして利用してもらい、残りの半分はレンタルスペースとして特定多数の方に利用していただきます。
つまり「一つの空間をオフィス×レンタルスペースでシェアする」わけです。
この仕組みを取り入れることによるメリットは双方にあり、固定オフィスとして入居するテナントさんは使っていない時間分の家賃を払わなくていいので相場より安くその区画を借りることができます。
また、運営者側も固定のオフィス利用者がいることで、毎月決まった家賃収入を得ることができ、純粋なレンタルスペースとして運営するときに比べ収入に対してのリスクを減らすことができます。
また、本来は特定の企業の為だけのオフィスとなるはずだったこの区画をレンタルスペースとしても運営することにより、利用者はレンタルスペースとして利用できるようになります。
現在、withコロナ時代を迎え、多様な働き方が生まれ、定着しつつあります。
テレワークメインの働き方の会社では、普段は小サイズのオフィスを借り、全員が集まるときには広い区画をレンタルしたり。
逆にリモート会議の為の区画を新しく用意する必要があったり。
そもそも固定のオフィスがいらない、という判断をする会社もあるようです。
純粋に働く場としてのオフィスの価値は薄まり、自分たちの働き方に合わせカスタムできることに価値が置かれるようになることでしょう。
そういった働き方の変化をスペースRデザインとして、また天神パークビルという一オフィスビルとしてサポートする一つかたちとして当区画は企画されました。
現在この新区画は当社にご縁のある企業のオフィスとして週の半分程度を稼働し、また残りの半分は天神パークビルに入居している入居者のサードプレイスとして使用していただく為のレンタルスペースとして貸出しされます。
車もオフィスも所有からシェアへ。
必要なものを必要な時に。
そんな時代を見据え、
新しい働き方の場として、また不動産の新しい活用方法の一つとして、この場が関係者の皆さまに喜ばれる場になる様、今後も携わっていきたいと思います。
いとう