前回の投稿に引き続き、カメリア小笹303号室のリノベ進捗報告~断熱解説編~です!
昨年から断熱リノベに取り組んでいる、カメリア小笹。
カメリア小笹で実際にどんな断熱工事をおこなっているのか?
その効果はどのようなものなのか?
を、賃貸断熱研究家でもあるカメリア小笹の大家さんに教えていただきました!
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〈カメリア小笹の断熱工事その1:樹脂製ペアガラス内窓〉
内窓(二重窓)を設置することで、断熱効果、防音効果、防犯効果、結露の軽減、そして省エネ効果など、様々なメリットが得られます。
これらの効果は、快適な居住空間の実現や、冷暖房費の削減、生活音の軽減、そして防犯対策に繋がります。さらに、「樹脂製枠のペアガラス内窓」を使うとその効果はより高くなります。
■断熱効果
外窓と内窓の間に空気層ができ、断熱材のような役割を果たすため、夏は涼しく冬は暖かく過ごしやすくなります。これにより、冷暖房費の節約にも繋がります。
■防音効果
外窓と内窓の間にある空気層が、外部からの音を遮断し、室内の音漏れも軽減します。特に、空気伝播音に対して効果を発揮します。
■結露の軽減
断熱効果により窓ガラスの表面温度が外気温の影響を受けにくくなり、結露の発生を抑えることができます。
■省エネ効果
断熱効果により冷暖房効率が向上し、省エネに繋がります。
■防犯効果
窓が二重になることで、侵入に時間がかかるため、防犯効果が向上します。
〈カメリア小笹の断熱工事その2:玄関内側ドア〉
玄関回りの寒さを緩和するため、断熱性のある「内ドア」を設置しました。
断熱性のある木枠とポリカーボネート組み合わせた断熱風除室のような作りになっています。
〈カメリア小笹の断熱工事その2:床断熱〉
断熱性のある無垢板の採用に加え、無垢床裏には高性能断熱材30㎜を施工して床の断熱性を上げています。
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断熱はただ単に内窓や内ドアを取り付けるだけでは効果が発揮できず、少しでも隙間があると効果がなくなってしまいます。
特に築古マンションだと目に見えないちょっとした隙間から熱や冷気がすぐに逃げてしまうので、細心の注意が必要です。
断熱は1日にしてならず。
カメリア小笹では、大家さんの積み重ねてきた研究が入居者さんの快適さ、そして居心地の良さにつながっているのだなと感じます。



