2012年よりスタートした蝶和ビルリノベーションプロジェクト。
第1弾/1989年築 新館プロジェクト「“Hello New VINTAGE” 80’s Renovation」(2012)
第2弾/1971年築 本館プロジェクト「GROW!!Creative SOHO」(2013)
第3弾/1971年1989年mixプロジェクト「GROW!!Creative SOHO」(2014)
そして第4弾として2年ぶりにリノベーションがスタートしました。
今回は冷泉公園の真ん前、眺望GOODの502号室/402号室。
■ビルコンセプト
「博多のまちと京都の伝統意匠が調和しクリエイティビティが育つビル」
■リノベーションテーマ
「GROW!!Creative SOHO」
蝶和ビルがある店屋町周辺は、博多の伝統文化が集積するまち。さらに蝶和ビルの前身は京都の由緒ある呉服店。そして「桂離宮」に代表される数寄屋造りの欠片が室内には散りばめられています。
今回もこれら「まち」、「建物」、「室内」に共通する「伝統美」を手掛かりに、ここで暮らす・働く人のクリエイティビティが刺激され育つ場、空間、ビルへとリノベーションします。
室内デザインは2013/2014年に続き、数寄屋造りの特徴である「船底天井」をアクセントに土間、そして規則的に並ぶ縦格子で日本の伝統を表す意匠により潜在的に持つクリエティビティを刺激する種となります。
縦格子はネジや釘などを住まい手によって自由に打ってよく、壁面を制作するプロセスを80%で留め、住まい手に制作をゆだねることで120%の可能性が生まれ、室内のクリエイティビティが育ちます。