昨年からスタートした「北嵜剛司のリノベーションアーカイブ」。今更ながらにこのタイトル、恥ずかしかぁと思いながら。。。まぁしかし、覚悟を決めて第一話。
さてさて、目次的な感じだった前回のNO.1からお話をと行きたいところですが、
一番最近の活動からがいいのではと思いましたので NO.7「そしてこれからの。。。」からとさせていただきます。
これからの賃貸リノベーションのあり方の一つとして、僕たちは「リノっしょ」を今後取り組んでいきたいと考えています。
「リノっしょ」とは、そこに住まう入居者さんと僕ら管理会社とが一緒にリノベすることです。(まだまだ研究開発中ですが。。。)
「リノっしょ」を今後取り組んでいくキッカケとなったのは、いつも良くしてくださる山王マンション入居者IさんのFacebookでの一言から。
「部屋を塗りたい病。賃貸やけど…」
個人レベルでリノっしょ構想をひそかに企んでいたということもあり、そこからお話はとんとん拍子で。
そして昨年の12月初旬にお部屋の壁を一緒に塗らせていただきました。
さらに入居者Iさんが「シティ情報ふくおか」にお勤めということもあり、 家づくりの本ふくおかno.14冬号の1ページに載せていただけることになりました。
「リノっしょ」とは、そこに住まう入居者さんと僕ら管理会社とが一緒にリノベすること、と先程も書きましたがもう少し詳しく。
賃貸マンションはリノベーションのお部屋と言えども原状回復義務があります。入居者さんは勝手に部屋をいじれませんし当然壁も塗れません。
そんな賃貸の常識が原因で入居者Iさんは「部屋を塗りたい病」という重い重い病気にかかってしまいました。
一方管理会社として、弊社はリノベーション事業を行ってきました。新しいビルに負けない、古いからこその味わいや空気感を大切にしたい、古いからこその価値って。。
「リノベーションとは新たな価値を積み重ねること。古いものを継承し、新たな価値を創造し、積み重ねていくこと。建物や部屋は、それぞれに違った特徴を持っています。 その特徴を時間をかけて理解し、活かす方法を見つけだす。新たな価値を創造し、積み重ねる。」R100プロジェクト第一弾より
数年間愛情込めて大切に暮らすことで分かったその部屋の本当の良さ。そして僕らのリノベーション、建物に対する想い。一緒に作業することでその想いが形となり新たな価値が積み重ねられる。
リノっしょ的な仕組みが賃貸のスタンダードになることを夢見て、研究開発に励んでいきたいと思います。
そして最後に、入居者Iさん、編集長の松尾さん、KifuLの木本さん、森岡会長、お疲れ様でした。おかげさまでとってもイイお部屋になりました。えへっ
リノベーションのキタザキ