早いものでゆるりと活動している清川ぶらりーずも先月2周年を迎え、3年目に入りました。ゆるやかとはいえ3年である目指す形や成果を出す必要はあると思います。
1年目は自分たちで足を動かしてまちを知り、お店とつながりました。1周年を記念して清川ぶらりマップをつくったこともまだ記憶に新しいです。2年目は1周年でつくったマップを活用し、夜ぶらを中心に掲載してる店舗をみんなで飲み歩く活動をしつつ、お店の方々にインタビューも行い関係性を深めてきました。
そしてお店の方々との話にも出てくるのがまちの回遊性。飲食店がほとんどなので飲み歩きの方向で夜の回遊性をつくりだすのが1つ。あとは昼間の回遊性をつくりだすために、飲食以外の要素や場所も必要になります。
なので3年目はお酒とグルメという清川の一番の魅力以外にも、色々な角度からまちの魅力を発掘していきたいと思うので引き続きよろしくお願いします。
まちあるき×スイーツ行脚
2周年の企画で行ったのがスイーツ×まちあるき。
これまでも何度かまちあるきは行いましたが、まちあるき自体が目的となり、それはそれで楽しいのですが、目的を別に置いてプロセスとしてのまちあるきを楽しむ方がいいのではないかと考えてました。
これまでと違う切り口で魅力を発掘したいというのもあり、スイーツに絞って6店舗をめぐるまちあるき企画を行いました。参加はほとんどが若い女性で初参加ばかり!スイーツのパワーを思い知りました(笑)
清川に文化の風を
個性豊かでこだわりが強くて美味しい飲食店がたくさんあるのは清川のまちの資産。
ですが、それ以外にももっと多様にまちを楽しめる要素が必要だと思います。
昨年、期間限定で行われていた清川リトル商店街では、個性豊かな1坪のリトルショップが並ぶ以外にも、マーケットイベントや上記写真の映画イベントなども行われました。
映画イベントではサミュエル・フラーという有名な映画監督の映画が上映され100名を超える観客が集まりました。
清川に50年以上前から住む人の話では昔は映画館もあったらしく、またライブハウスも昔からあるところと最近移転してきたところもあり、身近な芸術文化の要素が入ってくるとまちのイメージも変わってくるでしょう。
なので今年はそういう企画も入れていきたいと思っていて、早速今月は映画です!
ぶらりーずの拠点である清川ロータリープレイスの中にガレージをオフィスにしたカッコいいスペースがあるのですがそこで開催します。
映画をなにげない暮らしの一幕に
先にご紹介したサミュエル・フラーの上映会を企画したのがCinema tocoroという団体で、福岡を拠点に映画の上映、情報発信を行うグループです。
そこのメンバーの森重さんには同じく清川で開催された映画ナイトという映画好きが集まるイベントに二度登場してもらいましたが、映画への熱量がとても高く話を聞いているとどんどん映画の世界へ引き込まれてしまいます。
それによって、映画をどんな視点で観るか、映画館でのベストな座席位置など、映画の世界や楽しみ方が広がり、映画をもっと身近に感じることができました。
そして今回のぶらりーず初の映画企画は森重さんにお願いすることになりました。
映画酒場というタイトルで清川らしくお酒を飲みながら楽しめる感じでいきます。
最新の上映サービス×怪獣映画
誰でもどこでも映画館を開くように上映できるサービスがマイクロシアタープラットフォームのpopcornです。今回の映画はこの最新サービスを使ってみます。
popcornのサイトはこちら:https://popcorn.theater/
そして上映するのは「大巨獣ガッパ」という作品。
以下、Cinema tocoroの森重さんの紹介コメントです。
『怪獣映画と言えば東映や東宝だが、本作はロマンポルノなどで有名な日活が製作した唯一の怪獣映画。ド直球のストーリーのはずなのにどこか定番を外している感覚が非常に楽しい。
ガッパは南の島に住む親子怪獣で、探検隊が連れ去った子ガッパを追って日本列島にやってくる。デカイ、飛べる、熱線を吐く、しかもいきなり熱海にやってくる。ワイワイ楽しみながら観るのに
ぴったりの、ツッコミどころ満載、ザ・娯楽映画。』
清川らしくお酒を飲みながらおしゃべりも楽しみつつ映画を観るのが映画酒場。
初の試みですが楽しいこと間違いなしだと思いますのでどうぞお楽しみに。
*information*
- Cinema tocoro(シネマトコロ)
- 福岡の劇場で公開されなかった作品を中心に上映会やプロモーションを行っている。
清川では、現在のインディペンデント映画の父的存在であるサミュエル・フラーの特集上映(2016)
を手作りの上映セットで行った。数年のうちに福岡に映画館をつくるべく、日々奮闘中。
webサイト:http://mikado-info.jp/